ここ50年で過去最悪の犠牲者を出したイスラエルですが、天候（）を理由にハマス掃討作戦、ガザ地区侵攻はストップしている状況。週末にやるって言ってたじゃん！詐欺かよ！！おそらく、米国サイドからストップがかかっているのでしょう。まぁ米国としてもロシアとウクライナのドンパチで消耗していますから、ここで中東諸国参戦というのは何としても避けたい公算か。

絶対にガザ地区は占拠したいイスラエル（世論も含めて）と、戦火が拡大しないように努める米国、さらにサウジアラビアを筆頭にした中東諸国の間で、グダグダな交渉が続いてる模様。人道回廊の設置なども、その一環なのでしょう。

実際、死にそうなバイデンおじいちゃん（80歳）の代理として、ブリンケン国務長官がイスラエルに訪問しネタニヤフ首相と会談、その足でエジプト、サウジアラビア、さらにその他アラブ諸国5ヶ国を訪問するなど、強行日程で交渉を進めています。

WTI原油CFD（日足）のチャート

イスラエルが暴走してガザ地区全体を占拠、第5次中東戦争から第3次世界大戦になって世界が破滅すれば最高に面白いんですけど、現状だとそうはならんやろ…的な雰囲気に。なので、原油はごく軽めに握ってイスラエルの侵攻と同時に、上がったタイミングで手仕舞いが良さそうですね。

レバノンの後ろ盾でもあるイランが参戦してくれれば、1バレル＝150〜200ドルの夢が叶いそうですが、その可能性は米国の努力、ブリンケン国務長官のせいで難しそうですからね。あまり期待しすぎないように見ておきましょう。

イランがイスラエルへの禁輸を呼びかけるなど、まだ火種は燻っているのでそんなに大きく下げる不安はないですが、やはり84〜85ドル前後までの調整はありそうで、現状の水準でごく軽めに買って、85ドル前後で少し追加してガザ地区侵攻で中東情勢がより悪化するかどうかを確認したいところです。イスラエル暴走しろ！もっとミサイル打て！！

というわけで、株と為替の現状について解説しながら、今後のトレード戦略について考えていきたいと思います。読む人ばかりだとブログ更新ができなくなってしまうので、アライさんの誕生日ですし、お得なキャンペーンを活用していただければと思いアフィ…原油に600円から投資できるンゴ↓
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株は金利上昇で上値が重い！5.0%の大台抜けから一段高のタイミングで買い増し

今週に入って米長期金利がガンガングングンズイズイ上昇しており、やはり先週の低下がダマシだった感。まぁ米30年債入札がずっこけてましたから、需要面ではユルユルなので、ピューッと上がる時はピューッと上がるとしてきた通りの結果。

米2年債/5年債/10年債利回り（日足）のチャート

米長期金利（10年債利回り）が5.0%に届きそうな勢い…マジかよ（白目）。まぁ背景にあるのは、需要面での買い手不在ということと、米小売売上高で特に注目されたサービス業が再び強めだったこと、それに冒頭で解説した中東不安からの原油高ですね。米国債だけでなく、世界的に金利が上がっていますので、原油が下がらない限りは金利もしばらく強いままでしょう。

ナスダック100CFD（日足）のチャート

米長期金利が5.0%の抵抗を抜けると金利は一段高でしょう。ただ、株価を見ればご覧の通りで米国株は金利の上昇の割には下げはマイルド。決算が引き続き好調なこともありますが、米国以外の景気減速感を踏まえると、原油高でさらにダメージを受けることは間違いないわけで、どちらかというと景気後退の流れから金利低下を織り込んでいるのでしょう。この狂った金利高も一時的と見ているように思います。

なので、米国株はあまり悲観しすぎず5割キープで気絶して握っておけば良いと思います。ナスダックが14,500〜14,800ポイントぐらいまできたら、1〜2割買い増してまた気絶で底確認。または、米長期金利が5.0%を抜けて一段高となったタイミングで株が暴落したら買い増すぐらいが良いでしょう。

日経225CFD（日足）のチャート

日経平均は外人が金利見て売り買いするだけのパチンコ相場。こちらも金利上昇の割に下げはマイルドなので、31,000円レベルでは冷静に追加したい。30,500円の安値割れは一旦スルーして、30,000円の大台割れからの底確認で買い増して8〜9割ぐらいにしたいところではあります。まぁ米長期金利が5.0%抜けてからが本番かと思います。

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為替はパウエル次第！150円の大台抜けなら一段高もありそうで、ドル円ロングのスワップ作戦安定

ドル円のポジションを先々週から持ち越していますが、今週に入ってからまた4千円ぐらい増えたかなといった感じです。スワップだけで。リアルタイムの為替ポジションはゼルイさん（@araisanfx）で完全公開しているので、よろしくお願いします↓

安定の…スワポうめっうめっ… pic.twitter.com/IQXJBloqBI

— ゼルイさん@アライ軍伍長 (@araisanfx) October 18, 2023

ドル円は150.00円手前で神経質な値動きを見せているものの、結局は上方向でしょうね。やはり日米金利差がこれだけ拡大すると、金利のつかない円をわざわざ買う理由がないというか。中東情勢懸念で買われるのはスイスフランと米ドルで、その次が円ですからね。

通常、これだけ円売りに傾いていると、もっと大きな巻き戻しがあるのが自然なのですが、もはや円を買う余力があまりない、先高感がないということなのでしょう。口先介入などでどうにか150.00円の大台節目を守ってはいますが、抜けると一気にパターンもあるので警戒が必要でしょう。

ドル円（日足）のチャート

今日は21:30に米新規失業保険申請件数の発表、25:00からパウエルFRB議長の講演が予定されています。11月のFOMC（米連邦公開市場委員会）の結果を占う上でも重要ですし、足元の米経済指標はなんだかんだ強めなので、11月の利上げもあり得るという話であれば、一段高もあるでしょう。逆に11月利上げなしよ、の場合は多少は下げそうです。

もっとも、下げるといっても絶対的な日米金利差はあるわけですから、下げも限定的か。月末の日銀金融政策決定会合へ向け、マイナス金利解除の地ならしといった報道も漏れ聞こえてはいるものの、よほど政策の変更が見込まれない限り、極端な円高もないのかなと。

とりあえず、軽めに買って150.00円の大台節目ブレイクからの急騰を期待しつつ、21日移動平均線（149.187円）のある149.20円、148.55円、147.60円に指値をして神経質な値動きで急落するのを待つかといった感じでしょう。

瞬間的な値動きはともかくとして、ズルズル147円台半ばを割れてくると厳しいので、147.00円割れた場合は一旦損切りでしょうか。

ユーロドル（日足）のチャート

ユーロ円（日足）のチャート

原油高でユーロの上値が重いですが、ドル高も限界には近いレベルにあるので、よほど中東情勢が悪化しない限りは下値も限定的でしょうか。まぁイラン参戦みたいな懸念が出るなら、パリティもあり得ますが。まぁどこかでロングしたくはなるのですが、その時は今じゃないと。これはユーロ円も同様ですね。

まぁユーロ円の膠着はんぱねぇというか、とにかくユーロが買えるようになったらロングする感じで。エネルギーを輸入に頼っているユーロを買う理由はないので、今はスルーでしょうか。

ポンドドル（日足）のチャート

ポンド円（日足）のチャート

ポンドルもそろそろ感ですが、期待されていた雇用統計で賃金がそこまで強くなく、BOE（英中銀）も利上げせんやろみたいな話になってしまい、ユーロ安にも釣られる形でズルズル下げているのが現状です。ポンドもどこかで買いたくはあるんですが、何せ経済がゴミカス過ぎるので…。

流石にこの水準でポンドルをショートするのは難しいので、どこかでポンド円のロングを狙ってみるのが正しい姿勢かなと。ポンドドルが1.200ドルの攻防になったタイミングで、ポンド円のロングを狙ってみるのは良いかもしれません。円売りが支えているうちに、ドル安材料が出れば倍速上昇もあり得るので。

ちょっと指標1つで売られすぎている感もあるので、買われていた米ドルが売られる材料が出ればロングでしょうか。180.00円の大台割り込んでズルズル行きそうな場合は様子見で。

豪ドル円（日足）のチャート

豪ドルも雇用統計が期待外れで急落。ただ、現状はちょっと下げすぎ感があるので、とりあえず買って良いと思います。損切りは浅めなら直近安値の94.00円割れの93.90円でしょうか。

まぁ中東情勢への懸念で、今週は米ドル高・円高のWパンチでボコボコになってはいますが、このリスクが緩和すれば買い戻される可能性は高いです。とりあえず、今の水準でロングして損切り浅めで取り組んでいくのはアリ。

あとは、タイミング的にはイスラエルがガザ地区に侵攻してリスクオフ（回避）がピークに達した時とかが良いですね。イラン参戦にでもならない限り、徐々にリスク一巡で買い戻されるでしょう。

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