4月27〜28日の日銀金融政策決定会合へ向け、報道も活発化してきましたね！予想通り！これを見越してポジションを作っていたアライさん、大勝利…か？

→日銀、デフレの四半世紀を検証へ ２７日から植田体制初の金融政策決定会合（外部サイト：Yahooニュース）

まぁ記事にもある通り、これが政策変更につながるかといえば、それは別問題でしょう。もっとも、ゼロ金利政策を導入してから四半世紀、25年近く経ってなおデフレ脱却が実現していないことを踏まえれば、これまでの政策が妥当だったのかは大きな疑問が残るところでもあります。

黒田前日銀総裁時代は、やはり自身が金融緩和政策を強力に押し進めていたこともあって、あくまでも自己点検というか政策を肯定する検証でしたが、植田日銀総裁に変わって、新しい見解が出てくるかどうかが注目されます。これまでと違った見解が出てくることそのものが、また政策変更を意識させますからね。

また、基本的にタイミングがタイミングだけに、YCC（イールドカーブコントロール）修正・政策変更の可能性は意識されますので、週明けはやや円高に振れるかなと思います。ゴリゴリ下げるなら、一旦利食いした方は良さそうですけどね。

ドル円ショート追加して来週じゃの🥹 pic.twitter.com/CCdUWbq89d

— アライ軍二等兵・KAGE (@araisanfx) April 21, 2023

ニチャア…。ざら場トレードの公開は荒れるので、アライ軍二等兵（@araisanfx）で公開しています。元帥から13階級降格！一兵卒としてやりなおすのだ！

乱高下必死？下げれば積極的に利食いで戻り売りを狙う

今週は関連報道でクッソクソに上下に振られて乱高下することが確定しましたので、安易にポジらないことが求められるでしょう。大枠のレンジを意識しつつ、ツッコミ売りは避けてレンジ上限では売り、レンジ下限では買いといった割り切ったトレードが求められると思います。

正常化への動き、YCC修正は時間の問題とは言われるものの、やはり今回4月でやってくる可能性は低そうで、それをメインシナリオに据えることは難しいですからね。噂で円高、事実で円安という、そういう流れにはなりそうなので、まずはそのつもりでトレードを組み立てたいところでしょう。

ドル円（日足）のチャート：外為どっとコム

先週金曜日に発表された米4月PMI（購買担当者景気指数）が予想を大きく上回ったことで、ドル円は安値から1円も切り返す急騰を記録しています。ただ、その後は反落してジワ下りで取引を終えました。

結局のところ、経済指標がマチマチだからですね。強い指標もあれば、致命的に弱い指標もあるといった感じで、要は強いなら強い数字が続く、弱いなら弱い数字が続かない限り、単純にこれ以上のトレンドにはつながりにくいということです。

まぁそもそもの問題として、強い数字が出たら出たで利上げ・高金利継続が織り込まれるわけで、それはそれで将来的な景気減速につながるわけですしね。弱い数字は、そのままリセッション（景気後退）という話になるわけで、どちらにしても一時的というか。

なので、利上げをしても景気は大丈夫というような力強い数字が出てこない限り、ドルがガンガン伸びていく、138円といった数字はないと考えて良さそうです。

週明けは週末の下限となった133.50〜133.60円を割り込んでいけるかどうかでしょう。割り込めば、次のターゲットは21日移動平均線（132.830円）のある132.80〜133.00円となるでしょうが、ここが限界にはなりやすそうですね。ここすらあっさりなら、130円台まで下値を広げる可能性は広がりますが。

トレード的には、133.00円レベルで下げ渋るなら、ポジションの7割ぐらいはサクッと利食いしても良さそうですね。まぁ思惑ベースで乱高下するのは目に見えてるので、また134円台に頭を出してきたら叩けば良いだけなので。

注意したいのは、133円台を割れたからといって安易に突っ込み売りしすぎないことですね。政策変更が確実視されるような報道が出れば別として、報道一つで急激に切り返すのは目に見えてますので。ずるっちょずるっちょで下げが続いても、切り返すタイミングは色々ありますから。指標とかもありますし。

ちなみにドテン買いのタイミングですが、やるとすれば日銀直前か、日銀で結果が出てからでしょうね。ただし、相場がドル安気味の場合は要注意で、やや兆候としてはドル安に傾きそうになっているので、その場合は控えめにした方が良いでしょう。

ウォラーFRB理事のインフレ低下に満足していない、利上げ継続のタカ派発言に支えられてきましたが、そろそろ賞味期限切れか。週明け以降の指標次第で、ドル買い戻しの巻き戻し、つまりドル安が始まる可能性に要警戒でしょう。

ユーロ円（日足）のチャート：外為どっとコム

ユーロ円が救われるかどうかについては、まぁどこまで日銀報道が加熱するかですね。あとは、ユーロ売り材料が出るかどうか。ただ、ドルは今後やや弱まっていきそうな状況を踏まえると、流石にスッキリ救われるのは厳しいと思います。ドル円のショートをして利益を狙いつつ、どこで切るかの戦いでしょうね。

まぁ日銀イベント直前で損切りがスマートでしょうかね。5月は円高になりそうではあるんですが、どうせそうなったとしてもドル円のほうが素直に下げそうですからね。どうしてもドル安が主導して下げる部分も大きそうなので、ユーロは下げ渋りそう。そういった時にドル高・円高になるリスクオフ材料が出れば、クソクソに下げるんでしょうが。

デイトレ的には今の高値では売っても良いと思いますが、ドル安で下げ渋りそうなので、やはり純粋に利益を狙っていくならドル円ショートがワークしそうです。


とりあえず、急ぎこんなところでしょうかね。まぁドル買い戻しも一巡で、日銀報道と経済指標に注目ですね。また材料次第で動いていく、エブリデイ・エブリタイム経済指標ギャンブルになると思います。それでは、今週も1週間どうぞよろしくお願いします。

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