日本時間早朝に、今日中にファースト・リパブリック銀行の民間買収が成立しそうな見込みとの報道が。JPモルガンやUSバンコープといった大手銀行も入札に参加しているとのことで、実際に買収となれば、週明けのドル円・クロス円は上値ぶち抜きの可能性があります。

ロスカットしました

本日マイナス583万
今年も完璧にマイ転
たぶん今年マイナス確定損益約100万

残りはユロ円をずっと持っていくわ pic.twitter.com/2hkJiIp4XK

— 岐阜暴威 (@gihuboy) April 28, 2023

ユーロ円ショートを残して−580万円の損切りをした岐阜さんがこの先生きのこるには…。一応、ゴールデンウィークの円高はあるとの立場ですが、それはFOMC（米連邦公開市場委員会）でハト派姿勢が示されるというのが必要条件です。

まぁ米国はシリコンバレー銀行の破綻に始まり、続いてシグネチャー銀行も破綻、さらにファースト・リパブリック銀行も続けば、これで3行目ですから、米地銀への配慮という意味では、そろそろ利上げは終わりが妥当ではあると思います。景気は予想以上に強いですが、インフレは明らかに減速の兆しを見せていますからね。

ただ、市場は米地銀がこれだけ問題になっているのだから、早期の利下げまで織り込んでいますので、そのシナリオが崩れる、高金利継続といった話になれば、円高は見込めず、むしろ円安・ドル高の流れが継続しやすくなる可能性すらあり、見通しとしては悩ましくなっています。

加えて、今週はECB（欧州中央銀行）理事会の他、雇用統計ウィークでもあるので、米国の重要指標も多数発表されますからね。それらの数字でも期待感、見通しが変わってくる可能性がありますので、いずれにせよ乱高下必須！あまり決め打ちし過ぎずに、短期のトレンドと織り込み、反動などを見極めながら、しっかり稼いでいきたいところです。


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中銀イベントが決定打か？金利の裏付けなく上がってきた点には要警戒！

相場に決定的な方向性をもたらすのは、FOMCとECBといった中銀イベントになりますから、まずはそれを理解した上でトレードの方向性を考えていきたいところです。つまり、経済指標の数字がよほどブレない限りは、相場に決定打を与えることはなく、戻す可能性が高いということです。押し目、戻り目を意識して見ておきたいところ。

あとは、ECBの利上げ継続を意識して、金利からの乖離が激しいユーロ円の反動下落、ひたすら弱いドルという構図の変化によるドルの反動上昇といった点にも警戒しながらトレードしていただければと思います。

ドル円（日足）のチャート：外為どっとコム

米金利次第のところはありますが、ファーストリパブリック銀行の買収が決定すれば、週明けは上窓で200日移動平均線（137.000円）を狙いに行く流れにはなるでしょう。もっとも、138.00円といった3月高値を目指すには、流石にFOMCでタカ派といった決定的な材料は必要そうに思いますが。

リスクとしては、急激に上昇しただけに、調整が入ると大きめになりそうな点でしょうか。135.00円の大台節目が強いサポートになるのは当然として、136円台を割り込んだ時にどこで止まれるかが焦点。

トレード的には、ごく短期のトレンドに乗っかる形で買いから20〜30銭の利益幅でコツコツ抜いていく程度か。134.90円に損切りを置いて、133.50円前後から買い下がっていくのはリスクがさほど高くなさそうなので、まずは押し目待ちが無難でしょうか。

ユーロ円（日足）のチャート：外為どっとコム

ファーストリパブリック銀行の買収報道に絡んで、初動はドル高になりそうですから、ユーロ円の伸びはイマイチかもしれません。もっとも、そうならそうでユーロ円を買っていくのがベターでしょうか。やはりFOMCまでは、利上げイケイケのECBと米銀行破綻で利上げ停止のFRBという構図は意識されやすいと思います。

とりあえず、149.80円レベルに損切り置きつつ、軽く拾って買い下がっていくイメージではいます。FOMCで利上げ停止が宣言され、ECB理事会で利上げ継続という話になれば、引き続きユーロ円無双はありそうですからね。

とにかく、FOMCまではレジサポを意識しながら、50銭〜1円ぐらい大きく下がったら買いのイメージで買い下がってけば問題はないと思います。ただし、金利差という裏付けはなく調整は大きくなりがちな点と、ECBでの利上げ継続というのが上昇の前提条件でもあるため、FOMCやECB前には必ず利食いしてノーポジにしておきましょう。


基本的には押し目押し目で上値を狙っておきたいところではあります。ただ、いくら日銀の緩和姿勢が示されたからといって、金利差が1%も縮小されているのに、3月以上の円安になっている点には改めて警戒したいですね。

GWの円高というのは、やはり行き過ぎた相場の巻き戻し、特にドル安材料が出た時に起こってきましたので。今週もそうなる可能性は十分と言えますから、基本的にはロング方向ですが、あまり決め撃ちし過ぎることのないように。損切りはしっかりして取り組んでいきましょう！

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通貨強弱からヒートマップ、ポジションブックまで見られるのだ！ pic.twitter.com/t1rP6JR4u6

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