FOMC（米連邦公開市場委員会）の結果は、日本時間の未明、15日午前3:00に発表されます。Fedウォッチャー（FRBのメッセージを事前にリークする記者）のニック・ティミラオスが今回見送りの後、7月に利上げを1回という、いわゆる“タカ派的スキップ”を予告したものの、市場は織り込み済みと言わんばかりに株高・ドル安で反応しています。

個人的にはやや行き過ぎに感じるものの、これ以上のタカ派材料、つまり7月以降も利上げ継続というようなサプライズ材料でも出てこない限り、相場が総崩れのような状況にはならなそうです。もちろん、材料出尽くしによる調整はあるかもしれませんが。

なので、やや行き過ぎた株高・ドル安の反動があるにせよ、限定的に止まるというのがメインシナリオで、相場の方向性そのものには影響しない可能性が高いです。

むしろ、リスク材料としては週末の日銀金融政策決定会合・結果発表の方なのかもしれません。万が百、YCC（イールドカードコントロール）修正という話になった場合、ガクガクガクッと相場が崩れる可能性がありますので、最大限警戒しておきましょう。なので、この直前にも株高の修正が入る可能性が大いにあります。

それでは、未明のFOMCの見どころと今日明日の日経平均＆米国株のトレード戦略について解説していきますので、よろしくお願いします。

ドットチャートに大きなブレがなければ問題無し！パウエル発言は瞬間材料

FOMCでサプライズがあれば荒れるでしょうが、今の様子を見ていると織り込み済みって感じですね。まぁ今回が単なるスキップであり、利上げはこれからも継続していくのだ、という姿勢をパウエルFRB議長が示した場合、瞬間的には相場が荒れるかもしれませんが。

もっとも、利上げの継続といっても、CPIも完全にピークアウトする中で、果たしてどこまでやるのかという話で、あと1回、あっても2回というのがコンセンサスだし、現実でしょう。もっともっとやるんだ！インフレは全然十分低下してないとパウエルFRB議長が絶叫すれば、瞬間的には大きく下げるかもしれませんが、すぐに手のひらを返すパウエルだから買いという判断にもなるわけで。

いずれにせよ、株は大きく下がったら買いの意識で全く問題ありません。米国株でも日本株でも、それは同じでしょう。

ちなみに今回のFOMCは、利上げは行われない予定ですが、仮に利上げが行われれば大きなサプライズで、瞬間的にドル高・株安にはなるでしょう。ただ、FRBもそんな余計なことはほぼ100%しないので、気にしなくても良いです。
注目されるとすれば、やはりFRBメンバーの考える金利見通しドットプロット（ドットチャート）で、2023年末の金利がどうなるかですね。想定では、赤い四角で囲ったところが現在のFF金利（フェデラルファンドレート）である5.00-5.25%の水準。あと1回の利上げなら、緑で囲んだ5.25-5.50%にドット（点）が集中することになります。

まぁ緑の箱より上の水準・5.50-%より上にドットが集中するようであれば、タカ派的サプライズということでドル高・株安にはなりやすいですし、逆に緑の5.25-5.50%に集中するのは想定内で、赤で囲んだ部分も含め、これ以下に点が多ければ想定内でハト派ということで、ドル安・株高でしょうか。

その後はパウエルFRB議長の発言次第ですが、仮にタカ派的との見方でも、あくまで瞬間でしかないですから、それで株が下がるならラッキーという認識でしょうか。

日経平均はそろそろ上値は限界か？抜ければ抜けたで買えばOKなので押し目待ち

日経平均に関しては、やはり33,500〜34,000円レベルでの上値の重さがそろそろ意識されてきたような印象がありますね。まぁ昨日も書いたように海外勢は34,000円にコールオプション（買う権利）を積み上げて買い遅れに対応。上昇に備えてもいますが、抜けなかったらオプション料は損するけど、下でがっちり拾うみたいな割り切り戦略ですからね。

日経平均CFD（日足）:TradingView

ここからゴリゴリ買っていく力は流石に弱そうで、押し目買いを意識したいところ。テクニカル的には32,000〜32,500円レベルでは、まずはしっかり拾っておきたい。

32,000円レベルをあっさり割り込んでしまうと、30,600〜30,800円レベルが見えてしまうので、32,000円前後でしっかり拾ったら、あとは下げ切るまで我慢でしょう。

状況によっては数週間ぐらい高値更新の見られない辛い展開になる可能性があるので、32,000円台では最大で6割程度のポジションにして、一段の下げに備えながらまったり見ていくトレードを想定しています。

まぁ流石に今の水準から買っても仕方ないので、今買うくらいなら34,000円抜けてのショーター踏み上げに乗るのが良さそう。とりあえず、軽く買うにしても33,000円前後からで十分だと思います。

いずれにせよ、ショーターは焼き尽くされることがほぼほぼ確定した相場なので、絶対に売らないように。死にます。

【宣伝】私がFXのトレードに使っているDMM.com証券では、日経225のCFDも用意されています。FX口座を持っていればCFD口座の追加は簡潔で、ログインするだけで追加完了しますので、ぜひこの機会に！

DMM FXで1回取引するだけで4,000円と私の書いたFX＆CFDの攻略レポートももらえますので、ぜひぜひこの機会をお見逃しなく！なんとCFD攻略レポートももらえるんですって！日経CFDが話題になる中でめっちゃちょうど良い神キャンペーンじゃないですか、ビックリですね（アフィッアフィッ↓）

日銀での円安が織り込まれているので、ドル円クロス円の押し目をひたすら狙う！

為替は日銀の現状維持の緩和継続が織り込まれる流れとなっています。まぁ日本が超絶ハト派なのと比べれば、米国はタカ派的利上げスキップですから、相当なドル安でもドル円が下げ切らないのは当然でしょうね。相当なドル安でも底堅いので、タカ派意識で急騰があるかもしれません。ショートしている人は、短期で今が最後の逃げ場になるかもしれませんので、ご注意いただければ。

ドル円（日足）のチャート：外為どっとコム

日銀のYCC修正サプライズがあれば数円は円高になりそうなので怖いですが、FOMCの織り込みがハト派過ぎるので今の水準ならとりあえず押し目なんでしょうね。引き続き138.90円に損切りを置いて、まずは今の水準から買って、139.00〜139.20円で追加のイメージ。

反発して140円台を維持している限りはホールドで、日銀突入でしょう。実際に日銀が現状維持なら、142〜143円ぐらいまでは上値が広がりそうなので、それに期待したいところです。

ポンド円（日足）のチャート：外為どっとコム

かなりのドル安と株高の円安の両方のサポートを受けての値動きなので、短期的には加熱感があるので調整を待ちたいですが、基本的にはポンド円のロング・押し目買いを狙っていきたいですね。以前から言ってる通り、もう180円コースなので。FOMCがタカ派でドル買い戻しの流れでポンドが押し下げられるなら、チャンスなんですが。

まぁまずは176.20〜176.50円ぐらいまで下押ししてくれることを期待ですね。損切りは175.80円で、このレベルをあっさり割り込んでいくようだと、174.60〜175.00円ぐらいまでズルズルありそうなので、またそこで拾ってみてどうかという話に。

FOMCでドル安が確定しちゃうと跳ねそうなので、今から軽めに買っておくのはアリ。ただ、日銀前には調整がありそうなので、FOMCでドル安の流れなら、178円台半ばぐらいで一旦利食いして、調整下落を待ちたいところ。

ユーロ円は以前からも繰り返しているように、歴史的な高水準なので買う必要はないです。逆に日銀が緩和継続なら円売りでジワジワ上なので、売りからもオススメしません。

日銀のサプライズYCC修正・撤廃を想定しないのであれば、ドル円・クロス円のトレードは引き続き押し目買い・ロング以外ないです。指標ギャンブルはまた別ですが。

【6月26日まで】日経CFDのトレードもできるIG証券で米国株の投資手法を解説したレポートがもらえます！

億り人から逆億り人まで経験、酸いも甘いも知ったゆきママが米国株の投資手法について解説した2023年は未曾有のチャンス！？米国株の投資戦略と選び方がIG証券の口座開設後、60日以内に1回の取引（バイナリーオプションを除く）でもれなくもらえますし、初回取引5,000円・最大5万円のキャッシュバックキャンペーンも実施してますので、ぜひぜひゲットしていただければと思います（σﾟ∀ﾟ）σｹﾞｯﾂ!!

この手のキャンペーンで6万はアツい(^o^)
昨日受け付けられたからまだ枠はあるっぽい
もし埋まっちゃってもこのところ毎月やってるみたいだから
来月またやる可能性もあるかも https://t.co/Rh3nkSWEu0

— コジねこ (@MxZcirku0aaHpmy) July 15, 2022

とにかく、基本的なことを押さえた上で取り組むことが重要ですから、ぜひぜひこのチャンスを活用していただければと思います。

要注意！口座開設を申し込む前に必ずブラウザの設定を確認してください|ω'*)ｼﾞｰ

口座開設の申し込みの際、Cookie（クッキー）が無効になっていたり、ブラウザがシークレットモード（プライベートモード）になっていたりすると会社側で確認が取れないため、せっかく条件を満たしてもレポートやキャッシュバックが送られてこないという事態になってしまいます＼(^o^)／ｵﾜﾀ

また、時間を置くとクッキーが削除されてしまう場合がありますから、申し込む直前に専用バナーをしっかり踏んで、すぐに口座開設を完了させましょう！

これらのことを守らないと、自分から問い合わせて確認をしないともらえない、あるいは最悪もらえなくなってしまうということもあり得ますから、ブラウザの設定は必ず確認しておきましょう。

■iPhone（Safari）の場合（設定→Safari→CookieをブロックをOFF）
■Android（Chrome）の場合（Chrome起動後、右上3点コロン→設定→サイトの設定→Cookieを許可）スマホだとこんな感じです。PCやタブレット、その他のブラウザの場合は以下の設定を確認ください。また、PCの場合は稀にウイルスソフトがクッキーを排除するといった挙動もあるようなのでOFFにしておくと良いでしょう。

---

IG証券はゆきママもどん太も使っていて、米国株やダウやナスダックといった株価指数の取引はもちろんのこと、FX、原油や金などの商品トレードにも使えるオールインワン口座です。

この他、レバレッジをかけられる他、ノックアウト・オプションといったさらに資金効率の高い取引もできますから、少ない資金で勝負をしたいという方にオススメしています╭( ・ㅂ・)و̑ ｸﾞｯ!