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で、今日の21:30にいよいよ米8月消費者物価指数（CPI）の発表があります。コンセンサス予想によると、ヘッドラインの数値は前月比＋0.6%・前年比＋3.6%となっており、ベース効果（前年の数字の影響）が終わって前回（＋0.2%・＋3.2%）から加速する見通しとなっています。

一方で、変動の大きい食品やエネルギーを除いたコア指数は前月比＋0.2%・前年比＋4.3%となっており、前回（＋0.2%・＋4.7%）から緩やかに減速する見通しとなっています。

まぁインフレに関してはピークアウト感は明らかですし、賃金も順調に下げてきているので、今回もまずまず弱めの数字が出るのが自然ではと思います。最初のヘッドラインの数字が強めでドルが買われたとしても、コア指数が弱めならそこまで問題ないというか、金利がガンガン上がっていく展開にはならないように思います。

そう考えると、今日のトレード戦略としては弱い数字を想定して押し目待ちでしょうか。流石にトレンド的には売りを手がけにくいですし、大企業の起債ラッシュで米金利が下がりにくい状況を踏まえると下値も限られるので、ドル円の押し目を拾って明日の米小売で強い数字が出ることを期待してギャンブル！

今週は大勝利スタート！中期的には切り替え意識も目先はドル円の押し目狙い

今週はゼルイさんの粘り勝ちだ！ということで、為替トレードは見事に成功でした。ざら場のトレードはゼルイさん（@araisanfx）で完全先出し実況トレードしているので、フォローよろしくお願いします↓

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— ゼルイさん@アライ軍伍長 (@araisanfx) September 13, 2023

んで、ユーロとかポンドとかに対する質問も日々寄せられるんですけど、結局のところ、どちらも買えないんですよね。ユーロは明日にECB（欧州中央銀行）理事会を控えていますが、7月理事会の議事録を見る限り、景気悪化が顕著でもはやさほど利上げを意識してないですし。

ポンドはポンドで、英国の過激なストライキで賃金上昇が止まらず、稼働不足から供給悪化でインフレが続いていることから利上げは必要なのですが、当然ですが働かない人が増えれば経済は立ち行かないわけで。経済的には完全オワコンコースなので、利上げしてもさらに生活が苦しくなるっていう。もう完全に詰みモードなのでポンドは買えないと。

なので、目先は消去法的なドル買いが続いているわけですが、米国の利上げもせいぜいあと1回か、どんなにあっても2回程度なので、ボチボチ政策変更を意識することでもあるんですよね。景気が悪化するのであれば、こちらもいよいよ利上げから、どこで利下げが行われるのかという話になるわけで。

で、植田日銀総裁もマイナス金利解除に言及していますから、こちらも年末以降はという話になります。まぁ週明けの記事で書いた通り、ギリギリ金利を引き上げていくような金融引き締めではないため、継続して極端な円高にはなりにくいですが、少なくとも短期的には政策転換による円高が意識されますから。

というわけで、目先は消去法的なドル高、そして金融緩和で円安が想定されるものの、近い将来、逆回転することが十分想定されるため、切り替えを意識してトレードしていただければと思います。まぁそれでもしばらくはスワップ的にもドル円ロング優位ですけどね。スワップ的にも美味しすぎるので。岐阜さん、買えば助かるのに…。

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米小売もあるので高値突っ込みは避けたい！ユーロ、ポンドはしばらく様子見以外なし

ドル円（日足）

まず、ドル円は148円レベルをぶち抜けられるかどうかどうかって感じでしょうね。今日の米CPIがコア指数とも予想を上回ってくるようであれば、ドル高に弾みがついて149円ぐらいに迫るパターンは十分ありそうですが。±0.1%程度の予想並に落ち着くのであれば、明日の米小売を控えているのでなかなか高値抜けもないような気はしますが。

とりあえず、146円台に差し込んでくるのを待ちたいですね。下がれば146.30〜146.60円レベルでまず買ってみて、ズルズルなら146.00円で追加。損切りは早めなら145.90円か、少し粘って145.40円でしょうか。まぁコツコツ追加していくのが良さそうではあります。

上値はやはり148.00円レベルが壁となりそうで、ここを抜ければ148円台半ばから後半ぐらいまでは期待が持てそうではあります。まぁ仮に強めの数字で上がったとしても、あんまり高値で買うと死ねるので、押し目を待ってでしょうね。明日の米小売が弱ければ終わりますし。

下値に関しては、目先は日米金利差が全てなので、大企業の起債ラッシュで引き続き需給バランス的に米金利が下がりにくいことを踏まえれば、限定的と考えています。

ユーロドル（日足）

ユーロ円（日足）

目立ったユーロ買い材料がない中でユーロドルをロングしても仕方ないですし、かといって米国の金利高にも限界はあるわけで、歴史的な低水準であることを踏まえればショートしても利益は少ないですからね。スワップ的にもマイナスですし。触る意味があまりないのでスルーするか、ドル安が確定したらスイング目的でロングしていく程度。

ユーロ円も同様ですね。ドル円に引っ張られて円安には支えられますが、ユーロそのものは買い材料に乏しいですからね。ドル安が重なると伸びますが、高値更新の気配すらないので。

ポンドドル（日足）

ポンド円（日足）

この辺はポンドも同様で、一時期はポン円が190円行くかという勢いもあったわけですが、ポンドがグダグダなせいでそれも難しいと。ドル安局面でポンドドルは伸びたとしても、ポンド円はドル円に引っ張られるので、なかなか高値も目指しにくいですからね。

ポンドルはどこかで買いたいわけですが、景気の底打ちは結構先かなと。しかも、その頃には利下げも織り込まれていくわけで。なんだかんだ、ポンドの回復は見込みにくいので、スイング気味の買うの悩ましいですね。

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