押し目狙い継続!植田日銀総裁のマイナス金利解除示唆はトレ転材料ならず→1月23日

押し目狙い継続!植田日銀総裁のマイナス金利解除示唆はトレ転材料ならず→1月23日
「マイナス金利を解除する!解除はするが、利下げをしていくわけではない!」今日の植田日銀総裁の定例記者会見を要約すると、こういうことでしょう。まぁ解除へ向けての地ならしでは、との見方でやや円高・株安に振れていますが、楽観しすぎの反動だっただけで基本的には押し目の判断です。

🇯🇵植田日銀総裁・定例記者会見(1月23日15:30-)
・賃金上昇を伴う2%物価目標の持続的、安定的な実現を目指す
・必要があれば躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる
・物価目標の実現確度、少しずつ高まっていると判断
物価目標実現見通せれば、マイナス金利含む緩和策の継続是非を検討
・3月会合までに春闘、賃金まわりの得られる情報、ある程度出てくるだろう
・物価目標実現へどのくらい近づいたかは把握が難しい
実質賃金がずっとマイナスである見通しでは、目標達成に遠い
・実質貸金がマイナスでも、プラスに転じる見通しなら政策変更妨げない
・マイナス金利解除後の緩和環境の長さは申し上げられない
記者のレベルも上がったというか、最近の質疑応答はなかなか確信をついた質問が多かったですね。まぁマイナス金利解除の時期に具体的には踏み込みませんでしたが、4月の解除を否定はせずでした。また、仮に解除したとしても連続性はない、トレンドを伴うものではないともしていました。

つまり、冒頭で書いたようにマイナス金利の解除はもはや既定路線だけれども、その後は利上げしていくわけではない、ということを強調していたようにも見えるわけで。

まぁ他国の動向や賃金回りの経済指標を確認しながらマイナス金利解除、というのは避けられないでしょうね。ただ、その後の利上げは不可能でしょう。みずほリサーチが2026年末に政策金利が2.75%になると予想していましたが、そんなことをしたら不動産市況はもちろん、株式市場も含めてぶっ壊れるんじゃないかと思います。

というわけで、能登半島地震でマイナス金利解除はできないと決め打ちしまくって円安・株高が進行してきたこともあり、その反動がやや出ています。ただ、トレンドが変わるほどではないので押し目押し目ですね。特に株の流れは変わらないでしょう。どーせ、米国もAIバブルですし。今日はその辺も含めて解説していきますので、よろしくお願いします。

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AIバブルモード再び!金利を跳ね返す強さは本物なので押し目買い継続

日経平均に関しては、今日のnoteに書いた通りですけどね。これまで小天井となってきた36,000-36,200円で買えば良いだけだと思います。このレベルを割れてくると、35,500円は見えやすいので、さらに追加するならそのレベルでOK。

株高と円安が止まらない!日銀会合は基本的に押し目を狙えばOK/1月23日(外部サイト:note)

日経225CFD(日足)のチャート

まぁ37,000円レベルは明かに加熱感があったので、理由をつけて小天井レベルの36,000-36,200円前後に戻ってきて落ち着いて上値を目指す流れになるのかなと。35,000円レベルを割り込んでしまうと調整が深くなりそうなので、短期でトレードしているなら一旦損切りして底確認でしょうが、NISAなどでガチホポジ日本株なら、喜んで買い増すだけかと思います。

マイナス金利解除といっても、利上げ幅は0.1%ですからね。その0.1%の利上げですら、こうやってすったもんだしているわけで、もはや継続的な利上げなど不可能ですからね。中国からの資金シフトもしばらく続くでしょうし、まだまだ相場環境が変わるとは思えません。

指数のデイトレレベルでも、損切りラインを決めて1-3-9や1-2-6といったポジション量で入っていけば問題ないでしょう。まずは1で軽めに入って、次に3、最後、損切り直前のレートで9入って反発を待つだけ。

上値は37,000円前後が目先は目標かなと。このレベルになると、流石にオプションも増えて腐って強いレジスタンスになりそうなので、36,800円ぐらいで半分利食いして、また下で拾えればラッキーみたいなトレードを考えています。とにかく今年は、押し目回転意識。

ナスダック100指数CFD(日足)のチャート

TSMC(台湾セミコンダクター)の決算が先取りされ過ぎているので、少し各社決算が伴わずで下げる可能性はあります。が、TSMCの決算を見る限り、市場を引っ張る半導体銘柄が大崩れするとはとても思えないので、基本的には上がっていくと思います。そもそも、直近の金利高跳ね返して狂い上げですからね。金利が上がったら倍ドンでさらに狂い上げありますよ。

ただ、月末のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、資産インフレを嫌気したパウエルが大正義の鉄拳制裁で株価を叩き落としてくるリスクは若干ありますが、もはや上値阻害要因はその程度ですからね。

TSMCは在庫調整で前年比でマイナス、減収が続いてきましたが、ついにそれが終わったということですからね。作れば売れるエヌビディアは尚更。

アップルはiPhone次第ではあるものの、そろそろ生成AIなんかも入ってきて、従来のスペックだと型落ち感は否めず、買い替え需要が出てくるのかなと思っています。まぁ仮に今回の決算でやや外したとしても、アップルは喜んで拾う予定です。

いずれにせよ、TSMCの決算が好調ということは、TSMCの最大顧客であるエヌビディアやアップルも好決算はほぼ間違いなしってことで、期待感先行で株価は上がっています。ギクシャクして多少下がっても、押し目アザスwwwの精神だと思われるので、変に弱気になることなくまずはついていくだけでしょう。

昨日の記事でも書きましたが、円安という価値の毀損、株高という資産バブルのダブルインフレで現金の価値というのは死ぬほど落ちていってますから、早めに投資した方が良いとは思います。インフレには、結局株よなという結論は出ているので。

円安・株高のスーパーインフレが進行中!早く投資しないと手遅れになります…

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日銀のマイナス金利解除も円高トリガーにはならず!短期は押し目でついていくしか…

マイナス金利解除示唆が円高トリガーにならなかったわけで、月末のFOMCでハト派爆弾でも降ってこない限り、ドル円もクロス円もそこまで下げないって感じですね。将来的には金利差縮小でドル安・円高になる場面も出てくるでしょうが、まだそれは先の話か。

ドル円(日足)のチャート

ドル円は89日移動平均線(147.531円)を割り込んだものの、147.00円で下げ止まりましたからね。その後は反発して148.00円近くに戻しているわけで、相当底堅いですね。引き続き、89日線を背に買っていくしかないでしょう。147円台前半で追加して、147.00円割れで一旦撤退。この辺は今日のnoteでも解説した通りです。

一方で、上値も限界に近く、148円台半ばから上は相当重そうか。この辺はドル買い戻しの材料が出ないと厳しいように思います。米金利上昇もそろそろ限界というか、FOMC見極めモードになっていますので、148円台では基本的に利食いでしょう。

豪ドル円(日足)のチャート

質問の寄せられた豪ドル円。中国経済が不安定さを見せており、リスクがあるとすれば中国か。金融政策的には、米国の方が利下げは先行しそうなので、そういった意味ではドル安から豪ドルは反発しそう。まぁ上に行きそうで上にいけないのは、結局のところ、米ドル高が上値を重たくしているためなので、これさえなんとかなればといったところ。

とりあえず、89日移動平均線(96.304円)を割り込んでいくなら異常事態ですが、スワップもあるので現在の水準ぐらいから軽く買っていくのはアリ。89日線を割るなら一旦損切りして次の動きを見たいですね。デイトレレベルだと、98.00円すら攻略できていないので、あっさり上抜けないなら利食いして押し目待ちか。

基本的にトレンドは決して悪くはないというか、上抜けてくればボインボインもあり得るので、今日の値動き的にも十分押し目かなと思います。ただ、やはり89日移動平均線を割り込んでくる流れになると厳しそうなので、それは意識しておきましょう。

こんな感じですかね。今日の日銀イベントは円高トリガーにはなりませんでしたから、まだ短期は押し目押し目でついていくしかないように思います。円高が明確になれば、またトレードを考えていきましょう。

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ゆきママ
元主婦系投資インフルエンサー。過去にはFX攻略.com(雑誌)やMONEY VOICE(Web)で連載。

現在はFX・証券会社とタイアップして初心者・中級者向け相場解説中、みなさんの質問にバシバシ答えます!フォロワーさん優先。お仕事依頼もこちらまで→https://x.com/pawhara_arai/

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