質問が多く寄せられるクロス円について解説していきます。今回はユーロ円、ポンド円、豪ドル円ですね。今後はなるべく毎日やっていきますので、よろしくお願いします。

ただ、ドル円に関してはnoteで更新することが多いと思いますので、ぜひnoteもブックマークお願いできればと思います！➡︎往復びん太＠FXアライ軍の為替note（外部サイト:note）

で、為替ですが本日9月3日も朝からキュンキュンって感じですからね。仲値（金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレート、日本時間9:55）へ向けてキュンキュン上がったと思ったら、その後に急落とか、マジでやってる方からするとナンナン的な感じで。
仲値ぴょいんズコー！みたいな。まぁドル円がジリジリっていう局面が続くなら、この値動きは再現性ありそうなので、明日狙ってみるかも。今日のISMが下振れなければですけどね。

今週は週末の雇用統計に向けて、日々の雇用関連の経済指標が全てかと思います。弱ければドル安なので、クロス円の下げはマイルドになるかもしれませんが、あまりに弱くてドル円の下げが強い場合はクロス円も全滅ですからね。

まずはこれを意識しながら、日々の経済指標を確認していくようにしましょう。あと、今週の経済指標は全部ドル安に賭けるだけで良いんじゃねぇ？という気がしますけどね。

利下げ織り込みが過剰すぎた反動で金利が反発し、ドルの買い戻しも進みましたが、まぁまぁ限界というか、あとは指標次第って感じにはなってますからね。
ドルインデックス（主要通貨に対するドルの強さを指数化したもの）の反発も一巡した感じですね。9月利下げは確定しているわけですし、少なくとも強めの労働指標が出てこない限り、上昇も限定的なんじゃないのかなと。

そういった意味では、どう転んでもポンドドルあたりのロング（買い）を意識してれば良いんじゃないかと。というわけで、長々なりましたが、クロス円の状況と戦略を解説していきますので、よろしくお願いします。

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ユーロ円：クロス円の中でも強さはイマイチ！戻り売りしたいのであれば…

ドル円が上がるのでクロス円も全部上がる流れとなっています。もっとも、今日に関してはややドル高・円高気味の値動きでクロス円が急落となっていますが。

まぁ今週は強めの雇用指標が出ればドル高でドル円上昇の流れから、クロス円も引っ張られそうではありますが、やはり高値では買いにくいので、ごく短期的にレジサポの上抜け場面を狙うか、ショック相場で大崩れとなったタイミングでショートでついていくかといった程度でしょう。
流れ的には、上方向なんですけどね。ただ、この流れが続くかどうかは、もはやドル円次第なので。まぁユーロ円単体で見ると、162.70-163.20円レベルが極めて重たそうですし、ここを抜けても164.00円ラインに200日移動平均線（164.053円）が控えていて、抑え込まれてる感じはあるんですよね。

まぁ米国の経済指標が多少弱いぐらいなら、やや円高でもドル安に支えられるので致命傷もなさそうという意味では、押し目で拾ったり、買いでギャンブルするならクロス円という話にはなりますが。

逆に米指標が強くて強くてドル高の場合は、クロス円はやや上値が抑えられるということで、悩ましさもあります。

とはいえ、強めの米指標が出てジリジリ円安の流れが継続するのであれば、やはりどこかで利下げ余地というのがドルには生まれやすいので、そういう平時のタイミングでは有利かなといった感じはします。昨日もドル円の上値は伸びませんでしたが、クロス円はジリジリ上行ってましたからね。

レジサポラインが161.70-161.80円、21日移動平均線（161.452円）にあるので、これらを背に値動きのない凪（なぎ）では入ってみて、上値を期待するのはアリでしょうか。米指標がまずまず問題なければ、また一旦は上行きそうですしね。ただ、割れたら一旦損切り撤退です。

ポンド円：買うならこれ！米雇用統計が決定的に弱くなければ問題なし

ポンド自体が強いので、ドル円がよほど崩れなければポンド円はまずまずの状態を続けそうな感じですね。今週の米労働指標が決定的に弱くなければ、上昇と下落を繰り返しながらも、そこそこ底堅い状況が続くのではないかなと。

なので、あえてクロス円を買うならポンド円ですね。売るならユーロ円か、今週は米指標次第なんでドル円という話になりますかね。
ご覧のようにポンド円は視界が良いというか、200日移動平均線（192.196円）を抜けて、昨日は194円チャレンジぐらいの感じでしたからね。ただ、ドル円が147円レベルで伸び悩んで垂れてしまいましたが。状況はユーロ円よりも全然上に行けそうですからね。

200日戦を割れると少し重たくはなりそうなので、191円台前半で拾えれば良いのかなと。190.00円の大台節目や21日移動平均線（189.812円）を割り込むようであれば、損切りして様子見。

豪ドル円：雇用統計でクラッシュパターンならこれを売れ！

豪ドル円もまずまず良さそうな雰囲気。とはいえ、リスクオフ局面では半端なく売られるので、米労働指標の下振れが株安ショックになるレベルだと、思いっきり下げそうな点に注意です。

そういう意味では、やはり凪って安定してる持ち合いターンでは入っても良いですが、ワンチャン暴落ありそうな今のタイミングで入るのは結構悩ましいと思います。特に雇用統計発表のタイミングでは買いは無理かと。無難に通過して、株価も安定のリスクオンモードになったらロング（買い）の候補ですが。
ちょうど100円ラインに200日移動平均線（99.999円）があり、昨日はあわや大台へ、という値動きにはなりました。ただ、100円台を超えていくには厳しいというか、ドル円もしっかり伸びていかないと難しいですからね。

急落からの調整的な反発が続いていますが、どこまで続けられるかといえば悩ましい展開となりつつあります。垂れるとあっさり全戻ししてしまうというのが全く強さを感じさせないですし、ズルズル感あるので、とりあえずはもう一段の下げ、98円台前半ぐらいまで垂れてから買う程度。

97.50円を割り込んだら一旦撤退でしょうね。下げる時は下げまくりますので、現状では無理せず押し目を待つか崩れを待つぐらいでみておきましょう。

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