経済指標の悪化から瞬間的には売られるわけですが、結局、ドルが買い戻される展開となっています。そこはかとないリスクオフ（回避）みを感じる。そういった意味で、ごく短期のギャンブルトレードはドル円ショートにするにせよ、円高・ドル高を意識するようなトレード、ユーロ円ショートも引き続き投資妙味はアリか。

まぁマーケットの興味が徐々にインフレから景気見通しに変わってきたのもあるでしょう。インフレ後退、利上げのピークは織り込み、今度は経済がソフトランディングするか、ハードランディングするかみたいな議論です。なので、ややリスクオフ感のあるドル高、スイスフラン高となり、豪ドルやNZドルがこっぴどく売られてるのが今の相場です。

あとは、イースター休暇に入ったことで薄商いなのも影響してると思います。そこまで中身のある値動きかというとそうでもないので、あんまり深刻に捉えないようにしておきましょう。明日の雇用統計は基本ショート！レートにもよるんですけどねw

通貨強弱見る限り、円売りというほどではないのだな。午後に入って相対的に円が売られたのはあるのだが。今日も円はまぁまぁ強い。どちらかというとドル高になってる。ユーロ高も少し。
スイスフランが買われて豪ドル、NZドル売りが加速してるから、リスクオフみがあるのだな。 https://t.co/m4FKLtiMRa pic.twitter.com/ILVnyTDXz9

— 米国株アライさん💛完全先出しFX実況戦士 (@pawhara_arai) April 6, 2023

ちなみに、先ほどのトレードで逃げ遅れた方がいたようですが、短期のギャンブルトレードはプラスで終えるのが基本なので、最悪で同値撤退、プラスで終えることを心がけましょう。個人的には131.00円すら割れなかったので、戻してきた時点で微益撤退することができました。決済についても必ずツイートしているので、ギャンブルトレードしている時は必ず確認していただければと思います。

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それでは、ここまでの値動きと今後の展望、明日の雇用統計のトレード戦略について簡単に解説していきますので、よろしくお願いします。

雇用統計は直前のレート次第！とりあえずショート目線で見ていますが…

ドル高の背景は売られすぎ、行き過ぎた反動の買い戻し、いわゆる雇用統計前の調整とリスクオフがあるでしょう。イースター休暇も影響してますし、ドル基軸の崩壊みたいなネタで意味もなく売られすぎましたね。あとは、FRBの50兆円投入で株価がそこまで下げないので、リスクオフが加速しづらく円高も限定的なので、なんだかんだドル円はジワっと上がってしまうと。

昨日のADP雇用報告と相当弱いISM非製造業（サービス業）景況指数を見ても下げ切らなかったので、少し戻しモードになってしまった感も否めません。今日の新規失業保険申請件数も相当悪化していましたが、131.00円ラインがカチコチでしたから。

新規失業保険申請件数は季節調整の歪み、要するに天候がやたら良かったのでこれまでは少なかったですが、それが終わったので増えて見えるというテクニカル要因という判断もあったのでしょう。というわけで、これらの経済指標悪化という材料では、ここまでしか下げないと。決定打になるとすれば、明日の雇用統計という話です。

じゃあ雇用統計はどうなるのって話ですが、基本的にはあんまり良くなさそうではあるんですよね。雇用関連の経済指標は全体的に悪化傾向ですから。

ただ、先ほど発表されたカナダの新規雇用者数がクソクソに強めだったことからも分かる通り、労働需要そのものはまだまだあるんですよね。特に低賃金というか、賃金面で妥協すればいくらでも仕事がある状況には変わりはないですから。

まぁ雇用あっせんを手がけるインディードが大量リストラしたことで、今後は弱い雇用統計に備える必要があるでしょうが、前回は労働参加率も上昇していましたし、コロナ給付金がそろそろ底をつき、ボチボチ仕事を始めようかという人が増えている感もあるわけで、非農業部門雇用者数については、そこまで極端に酷い数字が出ることは考えにくいのかなと。

一方で、ガンガン広告出してガンガン給料上乗せして人材を確保しようという機運が大きく後退しているのは、インディードのリストラからも十分察せられるわけで、平均時給に関しては弱いだろうと思います。

うーん、あとは市場がどこを重く見るかって話で。これまでなら、インフレインフレインフレだったので平均時給だけ見てれば良かったわけですが、今回は雇用者数も重要そうで。で、極端に悪い数字が出るかというと、なかなかそれもなさそうなのでという話ですね。

ドル円（日足）のチャート：外為どっとコム

発表直前の数字で戦略は変わってきそうな気はします。132円台を超えているのであれば、なんだかんだ弱めの数字を期待してショートしたいですが、中途半端な位置だと数字見てから入ったほうが良さそうですからね。

例えば、どうしてもヘッドラインは非農業部門雇用者数（NFP）の数字に振られがちなので、NPFの数字が強め、平均時給が弱めなら全戻しに期待して戻り売りを試みるとか、そんな感じです。今回は事前のレートが中途半端だと、結構悩ましいことになりそうなので、結論は明日の2〜3時間前に出したいかなと思います。

まぁどっちかっていうと、行き過ぎたドル売りの修正が終わり、132.00円レベルに近ければドル円ショートで入りたいんですけどね。仮にNFPが強めだとしても、平均時給が弱ければ、インフレピーク感はあるわけで、それで全戻しは当然あるでしょうからね。平均時給と共にNFPがコケれば、それはそれで一旦は下でしょうから。

逆に発表直前に131.00円前後かそれ以下みたいな話になると、NFPの上振れに期待してロングもありかなと。噂で買って事実で売るというか、逆にNFPがよっぽど悪くないと下げ切らないっていう感はありますからね。

結論的には、132.00円に近いかそれ以上なら事前にショートポジ持ってギャンブル！平均時給が弱めでNFPが若干強めぐらいで上昇してくるなら、売り増して全戻し期待ですね。131.00円レベルの場合は、逆にロングもありですね。強ければ問題ないですし、弱い場合は全戻しに期待するイメージ。あんまり弱いと戻せないでしょうが。

とりあえず、こんな感じです。どうしても直前のレートに依存してしまうので、明日は直前のレート見て判断したいですね。当然ですがアライさん（@pawhara_arai）で完全先出しの実況トレードしていきますので、よろしくお願いします。

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