日経平均、歴史的往復ビンタで7万円割れ!マイクロン最高益でも大暴落した理由と、個人投資家が今狙うべき押し目【6月26日】
具体的には、6月25日(木)の日経平均株価は、前日比でプラス3,191円という驚異的な大暴騰を記録し、史上最高値を一気に塗り替えました。
ところが、今日6月26日(金)、今度は前日比マイナス3,005円という歴代第3位の下げ幅を記録する歴史的な大暴落に見舞われています。
200aとソフトバンク
— 岐阜暴威ZZ (@gihuboy) June 25, 2026
ソフトバンクは出来高も強強で買われていたので少しの間、しつこく買われると期待して400株だけ pic.twitter.com/U9vZEydzqG
岐阜さんがソフトバンクG(9984)を買った翌日にマイナス12.53%の大暴落…呪われているとしか😭
たった2営業日で、上げ幅と下げ幅ともに歴史に残る数字を記録し、結局7万円の大台をあっさりと割り込んで終わりました。文字通りの『往復ビンタ』となっています。
しかも、この暴落は『史上最高益』を叩き出したマイクロンの決算翌日に起きたというのも、興味深いところで、普通に考えれば意味が分かりません。いい決算が出たのに、なぜ売られるのか?今日は乱高下、この混乱について、できるだけ分かりやすく順番に解きほぐして解説していきます。
そして大事なのは、この乱高下を『ただ怖い出来事』で終わらせず、次の一手につなげることです。最後まで読んでもらえれば、いま個人投資家が何を準備しておくべきかが見えてくるはずです。
まず、何が起きたのかを整理
まず、昨日と今日の日経平均株価の値動きについて、まとめておきます。✔︎6月25日(木)終値:72,366円(前日比+3,191円 / +4.60%)
→マイクロン好決算を好感し史上最高値。上げ幅は歴代4位。
✔︎6月26日(金)終値:69,360円(前日比−3,005円 / −4.15%)
→一転して急落。下げ幅は歴代3位。7万円割れ。
26日は場中に一時3,700円超下げ、69,000円を下回る場面もありました。一方で東証株価指数(TOPIX)はマイナス1.32%。日経平均のマイナス4.15%に比べると、下げ幅はずっと小さいです。
この『日経とTOPIXの温度差』が、今日いちばんの読み解きポイントでしょうか(理由は後ほど解説します)。
そもそも日経平均は6月18日に初めて7万円台に乗せたばかりでした。5万円台から6万円台までは約6か月かかったのに、6万円から7万円まではわずか2か月でした。そういう意味では、明らかにスピードが速すぎたと言えます。その急ピッチの上昇分を、たった1日で吐き出したというのが本日26日の値動きの実態です。
マイクロン決算は、何がすごかったのか
noteの方で詳しく解説していますが、日本時間25日早朝に発表されたマイクロン(MU)の決算は、『メモリ半導体の歴史でも例を見ない』レベルの数字でした。ここを理解しておかないと、なぜ翌日の暴落が『意味不明』なのかが理解できないでしょう。
🔗解説note:マイクロン決算が異次元すぎる。 $MU 株はもう高い?株価急騰でも予想PERが下がる『AIメモリー相場』の本質
✔︎売上高:約414.6億ドル(前年同期比+346%)。市場予想を大幅に上回る。
✔︎粗利益率:84.9%(前四半期の75%から急上昇。データセンター部門は87%)
✔︎純利益(GAAP):約282億ドルで、前年同期の約15倍。
✔︎フリーキャッシュフロー:183億ドルで四半期として過去最高。
✔︎来期(6〜8月期)ガイダンス:売上500億ドル前後、粗利率約86%という、さらに強気の見通し。
製造業で粗利率85%というのは、普通あり得ない数字です。電力や設備投資、人件費などが高騰する中で、タピオカ屋などよりも高い利益率ですからね。
ここにAI向けの広帯域メモリ(HBM)の需要が爆発し、メモリが完全に『売り手市場』になっていることが利益に表れています。そしてもう一つ、私が最も注目しているのは『戦略的顧客契約(SCA)を16件締結した』という発表です。
これは、データセンターなどの顧客と結んだ複数年(多くが2026〜2030年)の長期契約で、『買わなくても代金は払う(テイク・オア・ペイ)』という拘束力を持ち、価格にも下限が設定されています。
マイクロンのCEOは『完了すれば売上の半分以上がこの契約下に入る』と語っています。現段階では、今後5年間は増産分も含めて20%程度がSCAに抑えられている状況ですが、今後、さらにその比率が上がるということです。
そして、メモリ株が安く評価されてきた最大の理由は『市況の波が激しいコモディティだから』です。その振れ幅を長期固定契約で抑えにいく構図となっています。
これは『メモリがAI時代の戦略資産に変わった』ことの裏返しであり、ビジネスモデルそのものが変わったという発表です。今後、5年の生産分の大半が長期契約で売れてしまうわけですからね。
実際、マイクロン株は25日のNY市場でプラス15.7%、52週高値まで買われました。
しかし、翌26日に日経平均は大暴落となりました。その理由については、次に解説していきます。
核心:なぜ『最高益』で相場が崩れたのか
理由は一つではありません。3つの要因が、ほぼ同時に重なったことが暴落の背景でしょう。
要因❶OpenAIのIPO延期報道 → ソフトバンクGが急落
これが26日の直接の引き金です。OpenAIが2026年後半に計画していた新規株式公開(IPO)を、2027年に延期する方向で検討していると伝わりました。OpenAIに巨額出資しているソフトバンクグループ(SBG)の株価はこれを受けて一時▲14%安、終値でもマイナス12.5%です。
SBGは日経平均への寄与度が極めて大きい銘柄なので、これ一発で指数が大きく削られました。AIブームの熱が冷め始めたのではないかという不安も広がっています。
要因❷韓国市場のレバレッジ規制による急落
これも結構、致命的と言えば致命的ですね。26日は韓国市場でも半導体株中心に急落し、サーキットブレーカーが発動。これが日本株の売りを加速させました。6月の四半期末が目前ということで、ここまで相場が記録的に上昇していたことから、機関投資家が利益を確定(売り)しやすい地合いだったことも影響していますが、背景にあるのはレバレッジ規制です。
韓国の金融当局が、サムスン電子やSKハイニックスなど特定の単一銘柄に連動するレバレッジ型ETF(上場投資信託)を承認したことについて、個人投資家へのリスクなどを考慮し、「導入を阻止しなかったことを個人的に後悔している」と、異例の発言を行いました。
韓国の個人投資家は、多くがレバレッジをかけて取引することが知られており、KOSPI(韓国総合株価指数)における占有率は、サムスン電子+SKハイニクスの2社で50%を超えるほど、異常な加熱状態となっていました。
このことから、レバレッジ規制に動きのではという見方が強まり、売りに拍車がかかった格好です。具体的に検討されている措置は『レバレッジETFの信用取引(借金して買うこと)の完全禁止』とも言われています。
❌『レバレッジの二階建て』を禁止:もともとレバレッジがかかっている商品に、さらに信用取引でレバレッジをかけるという、とんでもない倍率のハイリスク投資を全面的に禁止する方向です。
❌新規設定の凍結:今回の騒動をきっかけに、韓国国内では今後レバレッジ型ETFの新しい組成が認められない可能性が高く、将来的な資金流入の期待値も下がっています。
今回報道された安定化措置は、実質的に市場の過熱を抑え込む『総量規制』です。
これまでの韓国市場は、オプション取引などを巻き込んで価格が跳ね上がる『ガンマスクイーズ(株価が上がるとさらに買いが入りやすくなる現象)』によって押し上げられていました。
しかし、今回の信用取引規制によって、これ以上買いを積み上げるための『上昇燃料』が不足することを意味します。
これまで市場を牽引してきた半導体セクターの強力な買い圧力が一歩後退したことで、日本市場も含め、一転して利益確定売りの動きが強まる地合いとなりました。
要因❸『メモリ高騰』という強さが、逆に不安に転化
マイクロンの決算が示したのは『メモリ価格が猛烈に上がっている』という事実でした。ところが市場は、これを途中から「メモリのコストがそんなに上がるなら、ハイパースケーラーのAI設備投資が減速してしまうのでは?」という懸念に読み替え始めました。
つまり、この強さの源泉が不安材料に化けたわけです。
メガテックを中心としたはハイパースケーラー(世界中のユーザーにクラウドサービスやネットサービスを提供する巨大IT企業)の設備投資が続くかについては、後ほど記事にしますが、少なくともここ1〜2年は問題ないように思います。
今回の暴落は『業績』ではなく『需給』
ここで注目してほしいのは、上記の3要因はどれも『業績の悪化』ではないということです。会社の中身ではなく、お金の流れ(需給)の話です。したがって、個人的には『AI相場の終わり』では全くなく、『需給による一時的なノイズ』だと考えています。
そして、それを冷静に裏づける事実が2つあります。✔︎事実①:マイクロン自体は崩れていない
→決算の中身を理由に売られたわけではない証拠です。
✔︎事実②:日本市場の全面崩壊ではない
→26日の東証プライムでは値上がり銘柄数(915)が値下がり銘柄数(613)を上回っていました。日経平均を1,800円も押し下げたのは、アドバンテスト・SBG・キオクシアの『たった3銘柄』の寄与度が大きかったためです。
このように、相場全体の崩壊ではなく、過熱した一部の大型テック株へのピンポイントな利益確定(ポジション調整)が起きただけです。TOPIXの下げ幅が小さかった理由はここにあります。
ましてや、『指数の暴落=AI相場の終わり』ではありません。見出しのインパクトだけで判断しないことが、この相場と長く付き合い、多くのリターンを得るコツです。
数字には逆らえない【中長期シナリオ】
需給による強制的なポジション調整(売り)は、いずれ一巡します。その時、相場は何を見るか。結局は『業績=数字』となります。そして、その数字は、マイクロンやサンディスク(SNDK)などの決算が証明している通り、歴史的に超絶強い状態が続いています。
これを示す決定的な根拠として、レバレッジ規制の震源地である当のSKハイニックス自身が、マイクロンの好決算を受けて6月25日にプラス15%急騰し、過去最高値を更新しましたからね。
レバレッジ商品で最も激しく叩き売られたメモリ株の主役が、強い数字が出た瞬間に過去最高値まで買わているわけで、相場は需給で揺れても、結局は数字についてこざるを得ないわけです。
というわけで、韓国のレバレッジ商品の整理が一巡し、需給のノイズが落ち着けば、本命のメモリ・半導体株はこの圧倒的な業績に引っ張られて再び上値を追っていくと考えています。
数字は強いわけですから、韓国のレバレッジ規制などで荒れるなら、コツコツ仕込んでいく絶好のチャンスでしょう。
⚠️ただし、ここだけは注意
とはいえ、短期のボラティリティ(変動)は本物ですし、韓国のメモリ銘柄が伸び悩むようだと、自ずとDRAM(ラウンドヒルメモリーETF:韓国2社が半数を占める)も伸び悩むことになるでしょう。また、レバレッジの巻き戻しは二番底・三番底を作ることがあります。したがって、新規勢の方が『もう底だ』と一括で飛び込むのは、やや危険です。荒れた日に複数回に分けて拾うのがベターでしょう。
FRBの利下げが遠のいていることもありますから、一直線の上昇を期待して高値で一括投資するのではなく、『荒れる前提で、押し目を分割で拾う』。これが今の基本スタンスとなります。
資金があれば、マイクロンやサンディスクをコツコツと。資金が少ない場合でも、DRAMなどを積み立てていけば良いでしょう。
もちろん、すでに多額の利益、含み益を持っている方はそこまで慎重になる必要はなく、マイナス10%も下がった日にはノールックで追加、ぐらいで見ておけば十分でしょう。あくまで、これから買う人は分割してという話です。
ドル円は39年ぶり高値圏の『介入相場』
ついでに為替にも触れておきます。実は株式市場のボラティリティと同じく、いま為替も歴史的な局面にあります。ドル円は足元で161円台後半から162円台をうかがう展開。162円は約39年ぶりの高値水準であり、強烈な攻防が意識されています。
日米の金利差が意識される一方で、通貨当局による『為替介入』への警戒が極めて強く、介入が入れば短時間で数円単位の急落もあり得ます。
つまりドル円も、『いつ来るか分からないが、来れば一気に動く』特大イベントを抱えています。
ちなみに、為替介入があればドル転(米国株、DRAMを買うためにドルに両替する)チャンスですから、そういった意味でも為替の動向は見ておきましょう。
例えば、現在の1ドル=162円が155円まで下がったら、実質4.3%も安く米国株を買うことができますからね。通常は100万円を出さないと買えない株が、96万円で買えるわけです。
このように、為替介入は米国株をお得に買うためのバーゲンセールでもありますから、チャンスは逃さずに見ておきましょう。
いま個人投資家は何をすべきか(ここが核心!)
これが結論です!しっかり行動に結びつけることが、今後の資産形成につながります。✔︎株式(長期):狼狽売りはせず、高値も追いすぎない。新規勢が狙うのは、AI・メモリの本命(MU、SNDK、NVDAなど)が全体安に巻き込まれて売られた日。そこを複数回に分けて拾っていくことです。
✔︎為替(短期):162円・介入相場のボラティリティを取りにいく。トレンドフォローか、介入による急落狙いか、戦略次第で大きなチャンスになります。また、FXをやらないという場合でも、介入があればドル転チャンスは覚えておきましょう。
そして、ここからがいちばん大事な話でもあります。
今日のような暴落相場や、為替の介入相場は、見方を変えれば『ずっと高すぎて買えなかった優良銘柄が安く買える日』であり、『めったにない値幅が取れるチャンス』です。
しかし、「よし、押し目で拾おう」「介入が来たから乗ろう」と思った『その日』に証券口座やFX口座を持っていなければ、申し込みから取引開始までの数日間、ただ指をくわえて見ているしかありません。相場はあなたの口座開設を待ってはくれません。
だからこそ、『今日すぐ取引する』つもりがなくても、口座だけは今のうちに開設しておく。これが、相場に振り回される側から『チャンスを取りにいく側』に回るための、地味ですが決定的な準備です。勝っている投資家ほど『いつでも動ける状態』を常に整えています。

二刀流のための口座準備/PR
最低限そろえておきたいのは『米国株が買える証券口座』と『FX口座』の2つです。今の相場で活きる、おすすめの口座を紹介しておきます。▼ 米国株の押し目を狙うなら(MU・SNDK・DRAMなど)
AI・メモリの本命を全体安の局面で仕込むための口座です。■ 松井証券(米国株)
→創業100年超の老舗で、サポートの手厚さに定評があります。NISAでの米国株取引環境も整っており、これから米国株を本格的に始める人にもピッタリです。
▼ ドル円・介入相場を取りにいくなら
39年ぶり高値圏のボラティリティを短期で狙うための口座です。■ みんなのFX
→スプレッドの狭さとスワップ水準で大人気。ツールがシンプルで使いやすく、これからFXを始める初心者にもおすすめです。
■ GMOクリック証券
→スプレッドが極めて狭く、高機能なツールでスキャルピングからスイングトレードまで幅広く対応できます。
■ トライオートFX(自動売買)
→「画面にずっと張り付けないけれど、ボラティリティの利益は取りたい」という人向け。設定したルール通りに自動売買してくれるため、本業が忙しい人でも相場の波に乗れます。
※口座開設はいずれも無料です。開設したからといって取引を強制されるわけではありません。まずは『いつでも動ける状態』を作っておくことを優先しましょう。
まとめ:相場が荒れている時ほどチャンス
✔︎歴史的乱高下:25日に+3,191円、26日に−3,005円という記録的な往復ビンタ相場。✔︎暴落の理由は需給:OpenAIのIPO延期、韓国のレバレッジ規制、四半期末の売りなど『業績』ではなく『需給(お金の流れ)』の要因によるもの。
✔︎本質(業績)は最強:マイクロンなどの決算が示す通り、AI・メモリの稼ぐ力は落ちていない。需給のノイズが落ち着けば、結局は数字(業績)についていく。
✔︎戦略:短期の荒れ相場を前提に、優良米国株を分割で押し目買い。同時にFXで為替介入のボラティリティを狙う「二刀流」が有効。
✔︎準備がすべて:チャンスが来た瞬間に動けるよう、今のうちに証券・FX口座を開設しておくこと。
相場が荒れている時ほど、本質(業績の数字)を見て冷静でいた人が報われます。一緒に、相場に振り回される側ではなく、チャンスを掴み取る側にまわりましょう!








コメントするc⌒っ *・∀・)φ...オキガルニドウゾ!