【米中間選挙】トランプが負けたらAI半導体株は暴落?「むしろ逆」と言える決定的理由【9/29】

ちなみに最近では、
🚨トランプが中間選挙で負けたら、AI規制が一気に進んで、AI株は大暴落する‼️
という暴落煽りがあるようです。確かに、民主党は反AI派の議員も多いですから、気になる人が多いのは当然かと思います。フォロワーさんからの質問も増えています。
実際、株価が下がるというエコノミストの予想もありますしね。
しかし、結論から言うとXにも書いたとおり、むしろ逆です。
トランプが負けたほうが、ばらまきが止まるぶん相場には優しいかなと。仮に上院と下院の両方を民主党が取ったとしても、AIを縛る法律は大統領の拒否権ではね返されるだけですからね。
というわけで、今日はこのことについてデータも踏まえながら解説しておきます。
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『負ける→規制→暴落』はあり得ない?
まず、予測市場(お金を賭けて選挙結果を予想する市場。KalshiとPolymarketの平均、9月28日時点)では、民主党が下院を取り返す確率が約9割、上院も約6割となっています。実はトランプの負けは、もう意外なシナリオではなくほぼ本線なんですよね。
そして、ウォール街には警戒の声もあります。ウルフ・リサーチは、民主党が勝てばAIの特別委員会ができて、企業トップが議会に呼ばれる可能性を指摘しています。
また、BofA(バンク・オブ・アメリカ)のハートネット氏は、民主党が上下院を独占すれば米国株は10%超下がる、という弱気シナリオを出しています📉
しかしながら、民主党優勢の見方が一気に強まってはいるものの、ナスダック100は9月22日に6月以来となる最高値を更新しています。
このように、市場はいまのところ、規制の話をほとんど気にしていません。
その理由はとてもシンプルで、米国で法律ができるまでの道のりを見れば、すぐに理解できるでしょう。
✔︎①下院で過半数(下院から審議を始める)
✔︎②上院で60票以上(フィリバスターがあるので、多くの法案は60票ないと採決できない)
✔︎③大統領の署名
この3ステップです。民主党が抑えられそうなのは、①の下院と、せいぜい上院の過半数まで、です。
つまり、上院を取れたとしても50議席台前半程度がせいぜいですから、60議席にはまず届きません。
しかも、フィリバスター(議事妨害)の強制終了動議を60票以上で可決したとしても、最後には③が残るわけです。
で、トランプ大統領がAIについてなんと言ってるかと言えば、AI規制論に対し、AIに必要な歯止めとなるのは『強くて賢い大統領だけ』と投稿し、AIの危険性を訴える声は「でっち上げ」と切り捨てています。
したがって、AIを縛る法案がトランプの前に届けられたとしても、署名せず拒否権発動は目に見えているわけです。
💡【米国の歴史】拒否権はほぼ覆りません!
そして、拒否された法案を成立させるには、上下両院でそれぞれ3分の2の賛成が必要となります。米上院の集計によると、建国以来の大統領拒否権発動の2,599回のうち、議会が覆せたのは112回で、わずか4.3%に過ぎないとされています。
ちなみに、トランプ大統領が2期目で初めて拒否権を使ったのは2025年の年末。対象はコロラドの水道管とフロリダの先住民の保留地に関する、ごく地味な2本の法案で、どちらも上下院を通過していました。
それでも、この2本の法案は下院での再可決に失敗しています(248対177、236対188)。このように過半数は賛成していても、3分の2に届かないわけです。
こうういった地味な法案ですら覆らないわけですから、党派で真っ二つに意見が分かれ、そもそも民主党議員の中にすら、中国を利するだけとしてAI規制に反対している人は多数いますから、まず心配する必要はないでしょう。

⚡️現実の『AI規制』のボトルネックは電力か
そもそも論として、米国は州の方が強いですからね。ごく一部を除き、州自体がデータセンターを止めろという過激な流れになっていないことを踏まえても、大幅なAI規制は難しいでしょう。で、現実に議会で行われているAI関連の規制法案としては、9月16日に下院でデータセンターの電力増強にかかる費用を、一般家庭ではなくデータセンター側に負担させるよう州の規制当局に検討を求める法案を、417対3で可決しています。
というわけで、州はもちろん現実の議会でもAIを止める、規制するような議論はありません。
ボトルネックとなる電力に関して、国民負担を軽減しつつどう確保するか、という現実的かつ建設的な議論をしているわけです。
もちろん、データセンター建設を一時停止する法案も出ていますが、民主党の中にすら反対する議員が多数いて、通る見込みは立っていません。
ぶっちゃけた話として、民主党の方が中国アレルギーは強いですからね。商人トランプの方が、なんだかんだ中国には融和的なわけで。
したがって、下院で民主党の存在感が増せば、公聴会(下院の多数派が各委員会の委員長ポストを取るため)や、調査のニュースで株価が揺れる日は当然ありそうです。
しかしながら、AI規制が実行される可能性は現段階ではかなり低いというのが現実かと思います。
トランプが負けたほうが金利に優しい
AI規制は杞憂なので、民主党勝利=AI規制でAI半導体株が売られたら、喜んで買いましょう。ぶっちゃけると実は、トランプ、共和党サイドが中間選挙で負けた方が、相場にプラスまでありますからね。
なぜかというと、ここ最近、株式市場の上値を重くしている要因が金利動向だからです。トランプ大統領は9月9日、ダラスの共和党大会で『共和党が上院と下院の両方で勝てば、成人の市民全員に5,000ドルを配る)と約束しました。
費用は1.2兆ドル規模で、財源の具体的な説明はなく、共和党の中からも異論が出ている公約です。
これを受けた債券市場は、正直に反応しています。原油高も重なったので全部がこのせいとは言いませんが、翌10日には米10年債利回りが5%目前、30年債は5.3%台まで上昇しました。
ブルームバーグも、この公約が国債市場の不透明感を強めたと報じています。
5,000ドルの条件は『上下院の両方で共和党が勝つこと』です。予測史上では、下院で共和党が勝つ確率が1割を切っている以上、このばらまき公約は、選挙の結果と一緒に消える公算が大きいと言えます。
つまり、大統領と議会がねじれる(民主党が上下両院のいずれか勝利する)と、大統領はばらまきを通せず、議会は規制を通せません。
こうなると、共和党と民主党がお互いにブレーキを掛け合うことになるため、ある意味では政策が読みやすくなるわけです。
トランプ劇場に振り回されてきた株式市場にとって、これほどありがたいものはないと言えるでしょう。
しかも、弱気派のハートネット氏ですら、上院は共和党・下院は民主党というねじれなら、市場には『ほどよく良い』としています。
民主党が上下院を取った場合も、株は10%以上は下がるものの長期金利も下がる、というのがハートネット氏の見立てです。
しかも、AI株の行方を握るのは長期金利だと言っているんですよね。
要は、金利を押し上げる公約が消えることは、時間がたつほどAIの追い風になる、ということで、弱気派ですらAI規制がなければAI株には強気で見ているわけです。
前回の『トランプ×民主党の下院』で半導体株はどうだった?
トランプ大統領と民主党の下院という組み合わせには、2019〜2020年の前例があります。このときフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は、2019年に+60%、2020年に+51%でした。
2020年はコロナ後のゼロ金利もあったので、ねじれが要因とは言えませんが、『ねじれ=半導体株安』という流れになるかというと、そうではないでしょう。
さらに長期的に見ても、1938年以降、中間選挙のあと1年間でS&P500が上がった確率は95%で、1950年以降の年間平均リターンは+15.4%です。どちらの党が勝ったかはほとんど関係がなく、選挙前には選挙結果を懸念して株は売られがちではありますが、結果が出て不確実性が晴れてくるにつれ株は上がりやすい傾向があるということです。
むしろ、下院を民主党が取りトランプが余計なことをできなくなれば、金利は下がるわけで、これ以上ない上昇相場が中間選挙の11月3日以降にあると考えています。
まとめ:今後の日程と結論
このように、私は超強気です。むしろ、中間選挙や金利をネタに株価が下がるなら、迷わず押し目だと思います。特に新規勢の方は、このチャンスにしっかり乗っかって欲しいと思います。ちなみに金利云々については、次回の記事で解説しますが、確かに金利の上昇は株式市場にとっては優しくないです。
また、AIデータセンター建設のために、多くの企業がアホみたいに借金(社債発行)しているのも事実です。
でも、みんな勝てると思ってるからやってるわけで。ソフトバンクの禿こと孫社長も、10%近い金利で社債を発行していますが、10%の金利で借金をしても、それを上回るリターンがAIにはあると、そう考えているわけです。
これは、その他の名だたるメガテックも同じです。だとすれば、金利がやばいとか借金がやばいとか、そんなことを考えず、私たち底辺こそしっかりAI相場に乗っかっていくべきなのかなと、むしろそう思います。
繰り返しになりますが、私は中間選挙や金利を理由に株を手放すことはありません。むしろ、選挙前後に大きく下がる場面があれば、追加入金してでも、そこはしっかり拾いに行きます。
・9月30日(水)夜:米PCE物価指数
・10月1日(木)朝5時:マイクロン決算
・10月2日(金)夜:米雇用統計
・10月27〜28日:FOMC
・11月3日:米中間選挙(大勢が見えてくるのは日本時間4日の日中)
10月はイベント豊富、勝負の1ヶ月ですね。新規勢の方、ポジションが足りない方は、この1ヶ月でしっかり買い、7〜8割ぐらいには仕上げて年末ラリーを期待すれば良いのかなと思います。
しっかり頑張って買っていきましょう💪
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コメントするc⌒っ *・∀・)φ...オキガルニドウゾ!