【米5月雇用統計・解説】家計調査では雇用が−31万人減少!乖離の理由、今後の展望とは?【6月2日】
繰り返している通り、利上げには不十分なデータということでしょう。平均時給が予想を僅かに下回ってしまいましたから、初動はNFP(非農業部門雇用者数)の数字で反応して上昇するも、その後は失速となりました。
宣言していた通り、初動で利食いして正解!ただ、この後は良いニュースは良いニュース、つまり雇用者数は多く経済は強い、インフレは若干低下して利上げは一旦停止という織り込みで株価が上昇、日経平均先物も大幅高が継続しており、円売りから若干ドル円は上昇しています。
日経平均をショートしていた岐阜さん(@gihuboy)にとっては地獄のようなチャート…今日中に32,000円台に乗せるなんてw まぁ以前にも書いたように、海外勢の日本株への見方、中国への投資ができなくなる中で、状況は大きく変わってきていると思います↓
→日経平均はまだ上がる?バブル後最高値を更新した要因と今後の展望を解説!【5月20日】
再来週の米5月CPI(消費者物価指数)が強ければ、また雰囲気は変わってきそうですが、株高の円売りもあってこの程度なのを踏まえると、上がりそうなイベントの前にロングするとかじゃないと、あまり旨味がなさそう。まぁまったり様子見にシフトして良いと思います。
一般家庭向けは、主に失業の有無や労働しているかしていないかなど、失業率や労働参加率に関する調査です。事業所向けは、非農業部門の雇用者数の増減や労働時間や平均時給といった調査になります。
まぁそもそもとしてブレの大きい調査ではありますし、コロナ後の季節調整などでもゴタゴタしていることも乖離の一因ではあります。
ただ、考えられる大きな理由としては、リストラとダブルワーク化の同時進行ですね。銀行などの破綻に伴って、銀行も貸し渋り、融資の引き締めを行なっていますから、ダメなところはどんどんリストラが進行しています。一方、米国はクソクソのインフレですから、働かないと食っていけないと。ダブルワークをしている人も相当増えていると言われています。
特に25-54歳の労働参加率は83.4%まで上昇と2007年1月以来の高水準とのことですから、マジで年金もらえない若者は働かないと、働きまくらないと生きていけないという状況のようです。で、ダブルワークでそこまで賃金水準の高くない仕事をしていることもあり、平均時給で見ると下がっている可能性は十分ありますね。
これが何をもたらすかというと、しつこいインフレですね。物価がなかなか下がらないように思います。業種によってはリストラも増えているものの、JOLTS求人件数からも需要は引き続き旺盛、そして優秀で働き盛りな人はダブルワーク、トリプルワークをして1.5〜3倍の収入を得ると。これでインフレが収まらないわけがないという話で。
そういった意味では、再来週のCPIで利上げ観測が高まる可能性もありますから、ここ1〜2ヶ月ぐらいはやや上目線でドル円の押し目を狙っていくトレードを心がけようと思います。
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【日本最速報】※括弧は予想値
— 米国株アライさん💛完全先出しFX実況戦士 (@pawhara_arai) June 2, 2023
🇺🇸米5月雇用統計(2日21:30発表)
・非農業部門雇用者数
⭕️+33.9万人
(予想+19.0万人)
・平均時給
並+0.3%/+4.3%
(予想前月比+0.3%/前年比+4.4%)
結論 →即利食いし
宣言していた通り、初動で利食いして正解!ただ、この後は良いニュースは良いニュース、つまり雇用者数は多く経済は強い、インフレは若干低下して利上げは一旦停止という織り込みで株価が上昇、日経平均先物も大幅高が継続しており、円売りから若干ドル円は上昇しています。
良いニュースは良いニュース、岐阜さんを○そうとするチャート。
— 米国株アライさん💛完全先出しFX実況戦士 (@pawhara_arai) June 2, 2023
⤴⤴【🇯🇵日経平均CFD 】 +2.46% 31915 (+767)
日経平均株価 pic.twitter.com/6PWVqSBcnD
日経平均をショートしていた岐阜さん(@gihuboy)にとっては地獄のようなチャート…今日中に32,000円台に乗せるなんてw まぁ以前にも書いたように、海外勢の日本株への見方、中国への投資ができなくなる中で、状況は大きく変わってきていると思います↓
→日経平均はまだ上がる?バブル後最高値を更新した要因と今後の展望を解説!【5月20日】
ドル円(日足)のチャート:外為どっとコム
基本的にドル円は押し目買いでしょうね。138.70〜138.80円のサポートは機能していますから、138.50円に損切りを置いて138円台でロングしていくのはスワップ的には悪くなさそうです。もっとも、上昇力もそこまでないので、経済指標ギャンブル以外で高い水準から買うのはあまりオススメできないというか。押し目を待ちたいのだ!再来週の米5月CPI(消費者物価指数)が強ければ、また雰囲気は変わってきそうですが、株高の円売りもあってこの程度なのを踏まえると、上がりそうなイベントの前にロングするとかじゃないと、あまり旨味がなさそう。まぁまったり様子見にシフトして良いと思います。
無能はリストラ、有能な人はダブルワーク!米国のインフレは継続しそう
ほいで、雇用統計の話に少し戻ると、家計調査では雇用が−31万人減少しているとの指摘をする人がチラホラいました。まぁ実は、雇用統計は一般家庭向けの調査(Household data)と事業所向けの調査(Establishment data)がありますから。非農業部門雇用者数が大幅増でも、失業率が大きく上がったのはそのせいですね。一般家庭向けは、主に失業の有無や労働しているかしていないかなど、失業率や労働参加率に関する調査です。事業所向けは、非農業部門の雇用者数の増減や労働時間や平均時給といった調査になります。
まぁそもそもとしてブレの大きい調査ではありますし、コロナ後の季節調整などでもゴタゴタしていることも乖離の一因ではあります。
ただ、考えられる大きな理由としては、リストラとダブルワーク化の同時進行ですね。銀行などの破綻に伴って、銀行も貸し渋り、融資の引き締めを行なっていますから、ダメなところはどんどんリストラが進行しています。一方、米国はクソクソのインフレですから、働かないと食っていけないと。ダブルワークをしている人も相当増えていると言われています。
特に25-54歳の労働参加率は83.4%まで上昇と2007年1月以来の高水準とのことですから、マジで年金もらえない若者は働かないと、働きまくらないと生きていけないという状況のようです。で、ダブルワークでそこまで賃金水準の高くない仕事をしていることもあり、平均時給で見ると下がっている可能性は十分ありますね。
これが何をもたらすかというと、しつこいインフレですね。物価がなかなか下がらないように思います。業種によってはリストラも増えているものの、JOLTS求人件数からも需要は引き続き旺盛、そして優秀で働き盛りな人はダブルワーク、トリプルワークをして1.5〜3倍の収入を得ると。これでインフレが収まらないわけがないという話で。
そういった意味では、再来週のCPIで利上げ観測が高まる可能性もありますから、ここ1〜2ヶ月ぐらいはやや上目線でドル円の押し目を狙っていくトレードを心がけようと思います。
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コメントするc⌒っ *・∀・)φ...オキガルニドウゾ!