ユーロ円は大きめの反発。ほぼほぼ予想通りの展開となっています。ブログ更新できない時はツイッター（@pawhara_arai）で相場状況などを簡単に解説していますので、ぜひフォローしていただければ。

勢いが割とあるから、もうちょっと上いけそうな気がするのだな。141円台後半ぐらいまで待って良さそうなのだ。下げもそんななさそう。材料なければ。

　⤴【🇪🇺ユーロ円 #EURJPY 1ユーロ 141円】 +1.65% (+2.289) 141.351 pic.twitter.com/3IcvoHSqLg

— 米国株アライさん💛完全先出しFX実況戦士 (@pawhara_arai) March 27, 2023

急落からの切り返し。まぁまったり141円台後半、141.80〜142.00円ぐらいから売ってくのだ。143円台では厚めに売れるような資金管理で。　

⤴【🇪🇺ユーロ円 #EURJPY 1ユーロ 141円】 +1.33% (+1.856) 141.366 pic.twitter.com/6GeI14LkRf

— 米国株アライさん💛完全先出しFX実況戦士 (@pawhara_arai) March 27, 2023

やはり先週のブログでも解説したように、週末にユーロが大幅に売られたネタは致命傷ではなかったので、戻しは当然と言えば当然。ドイツ銀行も直接的には関係ないですしね。もちろん、また新たな材料、特に銀行が破綻すれば、一気にリスクオフ（回避）からの円高が加速することになるでしょうが。

果たして今週の展望、注目ポイントやトレード戦略についてどうなるかを解説していきますが、やる気アップのために興味のあるサービスがあれば、ブログのバナーを活用して口座開設いただけると助かりますので、どうぞよろしくオネシャス！DMM FXでは、このブログ限定で1回取引するだけで4,000円とFX攻略レポートがもらえちゃうんだぜ？↓

強めの経済指標が出ても中央銀行は政策変更できずクロス円の上値は重い！

どこかで懸念材料が出て不安定化、リスクオフの円高でドル円・クロス円が急落する可能性は高いと思っているんですけどね。まぁざら場のトレードは“いつ”それが起こるかというのを想定するのは難しいので、場合によっては数週間ポジションを持ち続けることも想定しておきましょう。

指標ギャンブルの場合は、決まった時刻にどういう結果が出るかを予想するだけなので、ド短期で終わるんですけどね。まぁ今週は金曜日にPCE（個人消費支出）のインフレ指標の発表がありますから、そこがギャンブルのポイントですので、短期で手仕舞いしたい人はそれを待ちましょう。

で、先週末にイエレン米財務長官が臨時のFSOC（米金融安定監督評議会）を招集しましたが、すでに銀行救済策は発表していたこともあってか、具体的な決定は無し。相変わらず米国の銀行システムは健全と強調するだけでした。土日挟まなければ失望してもおかしくないような内容でしたが、先週末のネタは致命傷ではないため、今日は反発しています。

そして、ごく短期的に値動き材料となるのは、やはり債券市場、金利がどう動くかということですね。まぁ強めの経済指標（特にインフレ指標）があれば、やや金利高で反応してドル円・クロス円は一段高となるので注意が必要ではあります。

もっとも、ここ1〜2ヶ月ぐらいは強めの指標が出ても以前ほど金利は上昇しないでしょうけどね。というのも、シリコンバレー銀行の破綻以降、金融市場は多大なストレスを抱えています。なので、FRBを始めとした中央銀行があえて市場を刺激する、特に銀行にダメージを与えた利上げ方向には舵を切りにくいという事情があります。したがって、ドル円・クロス円の上値はそれなりに重いと考えて間違いないでしょう。

ユーロドル：唯一ユーロを支えるのは強いインフレ！崩れればオワコン

ユーロドル（日足）のチャート：外為どっとコム

直近でECB（欧州中央銀行）が0.50%の利上げをしたことからも分かるように、タカ派に見えるんですよね。先週はFOMC（米連邦公開市場委員会）でハト派、0.25%の利上げが決定されたことでドル安加速から、1.080ドルの大台節目抜けとなりました。ただ、その後は欧州の弱すぎる経済指標を受け、ユーロ安から反落しています。

ユーロはとにかく、買い材料がほとんどないんですよね。ECBがいくらタカ派に見えても、利上げを継続しても経済が力強さを残す米国と、すでに利上げやストライキなどで経済がズブズブの欧州という構図が根っこにあって上値が重たくなってます。先週もハト派FOMCからのドル安で反発しても、弱すぎる欧州PMI（購買担当者景気指数）で上昇をすっかり吐き出しましたから。

唯一、ユーロを支える材料があるとすれば強すぎるインフレですね。BOE（英中銀）そうですが、インフレが強すぎるから利上げせざるを得ないという構図。その一点でのみユーロは買われています。つまり、今週末31日発表の欧州CPI（消費者物価指数）が弱ければ、ユーロはジエンドですね。しばらくずっと戻り売りでしょう。

値動きとしては、特段の材料がなければ1.074〜1.082ドルレベルでのレンジでしょうか。歴史的な低水準なので下値もそれなりに固く21日移動平均線（1.06721ドル）も89日移動平均線（1.06668ドル）も遠いです。上値の重さを払拭する材料はなく、上抜けするとしたら過度なドル安にだけ警戒といったところ。

ドル円：利下げ織り込み過剰で強めな点に注意！下げ余地は限定的

ドル円（日足）のチャート：外為どっとコム

FRBがまた利上げに動いていくというシグナルを出さない限り、ドル円もクロス円も上値は重たいままでしょう。したがって、しばらくはショート・戻り売り戦略ということになります。繰り返しになりますが、金融不安を抱える中で、原因となった利上げのシグナルは出しにくいですからね。

もっとも、利下げの織り込みが進むなど米債市場の織り込みも過剰過ぎますし、急激に金利が下げましたから、これ以上の織り込みで金利がガンガン下げるという展開も見込みにくいです。どこかの銀行がぶっ潰れれば別として。

なので、やはり吹き値を待つのがベターでしょうか。131円台半ばですでに重たくなっていますが、132円台に頭を出してきたレベルから叩けるとベターだと思います。大きな材料がなければ、戻しも132円台半ばぐらいが限界に近いかと。133.00円タッチはあるかもしれませんが、133円台で上値を伸ばしていくパターンは想定していません。

逆に下値も相当硬そうで、金融不安再びでもなければ130.00円の大台は割れないでしょう。経済指標程度では130.50円レベルが目先の下値限度と考えています。

ユーロ円：200日線を抜けると瞬間的には143円台が見えてくる点に注意！トレードは慎重に

ユーロ円（日足）のチャート：外為どっとコム

ユーロ円は予想通り戻してきました。200日移動平均線（141.842円）がレジスタンス（上値抵抗）になっていますが、ここを抜けてサポート（下値支持）になるようだと、瞬間的に21日移動平均線（143.189円）抜け、143.50円はありそうでしょうか。どうしてもドル安で下げている分、ユーロ円は下値が限定的となっている点に注意したいところです。

なので、トレード的には慎重に141.80〜142.00円から軽く入って、142円台での値動きを見極めたいところです。142.00円レベルがサポートとなるなら、次の売り場は143円台と考えておきましょう。

下値に関しては、140円台割れぐらいはありますが、そこから下が厳しくなってます。なので、140円台を割った場合は半分ぐらい利食いして様子を見ると良いと思います。戻してきたら、141円台から少し売っていけばOK。

結論としては、今週は慎重にクロス円の戻りを狙うイメージですね。大きく吹き上げれば軽く叩いて良いですが、それ以外は様子を見ながらじっくり付き合っていきたいところ。まぁ銀行に何らかの事故があれば、再び5〜10円の瞬間的な動きは期待できるわけですから、狙っていた水準まで戻してきたら、軽めに売っておくことは大事です。

それでは、今週も1週間よろしくお願いします。短期FXトレードで資金をコツコツ増やして米国株に投資してFIREを目指すんや！一緒に頑張りましょう。

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