ギャンブル的にはドル円ロングかなといった気はします。市場の織り込み、メインシナリオとしては6月は利上げをせず、9月から利下げという織り込みになっているので、今日の21:30発表の米4月消費者物価指数（CPI）が強めだと、見通しが変わってきそうですからね。

今回はヘッドラインの数字が前月比＋0.4%・前年比＋5.0%（前月＋0.1%・＋5.0%）、食品やエネルギーを除いたコア指数が＋0.4%・＋5.5%（前月＋0.4%・＋5.6%）と強めの数字が見込まれています。

強めの数字が織り込まれている分、弱かった時の反動が大きいので売りたくはなります。ドルインデックス（主要通貨に対するドルの強さを指数化したもの）を見ても、高めの水準にいますからね。

とはいえ、3月の銀行不安からの反動や、4月のガソリン価格の大幅上昇を踏まえると、なかなか弱い数字というのも想定しにくいんですよね。前回弱かった分の反動が、全体としては強く出やすいのかなといった印象があります。3月はトレンド的に見ても下振れる項目が多かったですから。

というわけで、今夜のギャンブルとしてはドル円ロングでやっていきたい感じはあります。

初動で利食いを意識！下振れした住居の反動とガソリン価格の急騰が要因の可能性大

ヘッドラインの数字が強めに出ても、それが住居費（シェルター）とか、大幅上昇したガソリン価格に起因するものだと、ガンガンと上値を追う展開にはなりにくくなってしまうかもしれませんが、特に食品やサービス関連の数字が強いと、やはりドル高は避けられないのかなといった印象です。

→Table 1. Consumer Price Index for All Urban Consumers (CPI-U)

内訳の内容は上記の米労働省労働統計局HPで見ることができますので、21:30以降にアクセスして4月分の内容を確認するようにしましょう。

まぁガソリン価格はすでに下がっているので、やはり最終的にはサービス価格になりそうではあるんですが、初動は強めの数字で上に行きそうですから、ギャンブルするならドル円ロングかなと。

ドル円（日足）のチャート：外為どっとコム

前月比で0.0%とかマイナスとか、前年比で4.0%とか、そういう数字が出てくるならともかくとして、多少予想を下回る程度でドル安になったとしても、一旦は21日移動平均線（134.604円）で止まりそうですからね。

かといって、全体としてよほどしっかりした数字でないと、ガンガン買われて138円台を目指すような動きにはなりにくいでしょうし、あまり強ければ強いで米国株下落からの円高もありそうですから、悩ましいところではあります。

なので、トレード的にはギャンブルしたポジションは初動で、利益が出たらできるだけ即座に利食いしたいところ。損切りは数字を確認してからで良いですが、予想の数字から-0.2%以上の下振れ項目があるのであれば、一旦は即損切りして底を確認ですね。底堅さが確認できたら押し目を狙っても良いですが。

テクニカル的には、上値は135.50〜135.60円を抜け、136円台半ばぐらいまで上値を伸ばせるかどうか。下値は21日線レベルを割り込んで133円台に差し込んでくるかといったところです。

まぁ大崩れになるほど弱い数字は出そうにないですし、織り込み自体は利下げ優勢なので、まずは強めの数字を意識してドル円をロングしていく戦略で良いのかなと。

ユーロドル（日足）のチャート：外為どっとコム

ユーロドルは、ドル高でも下値余地がさほどあるかと言えば微妙なところなので、ちょっとトレードする気にはなれないです。

ユーロ円（日足）のチャート：外為どっとコム

注意したいのはユーロ円で、予想を大幅に上回るような強いCPIが出た場合、株式市場が動揺してリスクオフの円高になる可能性があります。そして、強い数字なのでドル高と、今日のイベントに関しては、どちらかというと倍速で下落する可能性に警戒したいところ。

昨日は買いましたが、すでに利食いしています。多分、この上値の重さだと2匹目のドジョウはいないと思います。伸ばしそうな要素があまりないので、トレードするのであれば、ごく短期的には売りからで良いでしょう。短期的なドル安が確定した場合に買っていけば良いと思います。

昨日から繰り返している通り、21日移動平均線（148.025円）をしっかり割り込んでいくと146〜147円レベルが見えてしまうので、要注意。

弱めの数字が出てもドル円に引っ張られて一旦下げる場合は、147.00〜147.30円ぐらいまでの下げを待ってからロングしたいですね。上値は伸びても148.50〜149.00円レベルがいっぱいかと思いますので、そのレベルで利食いでしょう。


とりあえず、ドル円をロングしてギャンブル！弱い数字を見てドル安が加速しそう、株高になりそうなら、ユーロ円のロングを狙っていく程度で良いと思います。

ギャンブルポジは、指標発表の30分前と5分前に2回に分けて入れていく予定です。もちろん、アライさん（@pawhara_arai）で実況しますので、フォローよろしくお願いします。

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