狂気のインフレでエルドアン大統領ピンチ?トルコ大統領選挙とトルコリラ円の展望解説!【5月14日】

狂気のインフレでエルドアン大統領ピンチ?トルコ大統領選挙とトルコリラ円の展望解説!【5月14日】
去年だけで100%近いインフレとか草w 1年でお金の価値半分になってて草w しかも、一昨年もそうだった気がして草www というわけで、トルコ人の主食でもあるタマネギが、ここ1年で3倍以上になったそうです。日本だったら米騒動で政権与党は即退陣でしょう。

もっとも、トルコは元々不安定な経済とインフレでしっちゃかめっちゃかしてきた歴史があるため、国民の大半が金(ゴールド)など、実物資産を所有しているため、なんだかんだ大正義エルドアン大統領がギリギリ政権与党でいられたわけです。

しかし、流石に今回は負けるんじゃね的な流れですね。一貫して野党のクルチダルオール氏がリードしており、直前の11日の調査でも5ポイントあまりエルドアン大統領を上回っています。また、11日には野党系候補が撤退しており、これもプラスに作用すると思われます。

なので、普通に考えたらクルチダルオール氏の勝利はほぼほぼ確定で、すでに週末のトルコ金利は14%と債券市場は完全に勝利を織り込んでいます

じゃあトルコリラもさぞかし上がったやろ?って思うかもしれませんが、実は全然上がってません。むしろ下がってます。カスはカスのまま、それが現実でぇす!

では、なぜ上がらないのか、大統領選挙の状況、そして今後の展望はということで解説していきたいと思います。また、読み終わったらアフィ活よろしくお願いします!アフィッアフィッ!!

トルコリラ安は構造的問題が大きく、誰がやっても上がらにゃい!

大統領選挙は本日14日に行われ、当日24:00ごろ大勢が判明する見通しとなっています。日本時間では午前6時なので、週明けのトルコリラ円は乱高下しそうですね。どんな結果になったとしても。

ちなみに、得票率が過半数(50.0%以上)に達する候補がいなかった場合は、2週間後に上位2名で決選投票となりますから、結論先延ばしとなりそうです。

情勢的には、冒頭で書いたようにクルチダルオール氏が勝利し、エルドアン退陣ということにはなるので、もしかすると瞬間的な反発はあるかもしれません。

もっとも、そもそも論として誰が勝とうが、トルコリラが継続して上昇する可能性は極めて低いと言えます。エルドアン大統領がインフレなのに利下げしまくるというマジキチ金融政策を行っていることは大きな問題ですが、それ以上に構造的にリラ安になりやすい状況なんですね。

(1)ドル高による対外債務の実質的増加
(2)経常収支の赤字による財政の悪化
(3)コロナ禍によって主要産業の観光が激減

大きく分けると、この3つがトルコリラ安の構造的な問題と言えるでしょう。まず、(1)ですが、トルコは金融機関の債務に占めるドル建て比率が70%超と極めて高いため、新興国の中で為替リスクが最も高い国でもあります。ドルが10%上昇すれば、ドル建て債務は事実上10%増えることになるわけで、これだけでも事態は深刻です。

もちろん、日本のように潤沢な外貨準備があれば、そこまで懸念材料では無いのですが、トルコの外貨準備高の水準は低く、さらに再び減少傾向となっています。
為替リスクに対して非常に脆弱であり、そろそろドル高は一巡しそうなものの、やはり米国が利下げを継続してドル安という流れになってこないとトルコリラは上がりにくいと言えます。

(2)については、日本と同様にエネルギーのほとんどを輸入に頼っていることから、原油高などで赤字が膨らみやすいことが挙げられます。また、国内景気そのものは決して悪くは無いので、トルコリラ安でも輸入量は一定以上あり、それも経常赤字の膨張に繋がっています。

これも通貨安とインフレのスパイラルが要因ではあるのですが、エネルギー価格が大きく下がる、世界的なインフレ後退がない限り、なかなかトルコリラの反発には結びつかない可能性が高いものと思われます。

(3)は言わずもがなですね。コロナ禍によって、主要産業の観光が壊滅的な被害を受けており、これもトルコリラ売りの要因となりました。ただし、最近は再開する方向ですし、積極的にロシアの観光客誘致を行っていますから、徐々に回復してくる兆しはあります。

これら3点の構造的な問題がトルコリラ安の大きな要因となっています。まぁここにエルドアン大統領のマジキチ金融政策が絡んで、さらにリラ安加速していたわけですが。

一方で、エルドアン大統領もトルコリラ安を放置するだけではなく、中央銀行や政府が定期預金の補填を行うなどマジキチ為替保護政策などを行い、リラ相場を支えてきたのも事実なわけで、新政権になってこれらの政策がなくなっていくとなると、果たしてどうか、という話でもあるんですよね。

基本的には大崩れの押し目狙い!追っかけ買いは新政権の見通しが確定してからで十分

政権移行がスムーズに行われ、インフレ対策、金融政策といったロードマップが明確に示され、安心感が広がれば多少はトルコリラが反発する余地はあるでしょうが、基本的に大きく上昇していく可能性は低いものと思われます。やはり、外的要因にも強く影響されますから、ドル高や原油高、さらに世界的なインフレが続く限り、もはやトルコリラを買う理由がないですからね。

トルコリラ円(月足)のチャート:外為どっとコム

2021年12月にエルドアン大統領がマジキチ為替防衛(リラ預金者に為替変動の損失を補償)を発表したことによる乱高下以降、6.00円の底割れはしてないんですよね。逆に今回の大統領選挙でこれを割り込んでいくようだと、それこそ底なし沼という話にはなるでしょうが。

レンジ的には6.00〜8.50円レベルがせいぜいかとは思いますが、上下どちらかに抜けていくようだと、短期的なトレンドは少し変わってくる可能性があります。

流石に6.00円レベルを大きく割り込んできた場合は、後ほどの正常化、スワップ増加も含めて買いを検討しても良いと思いますが、まずは底固めを確認してからでしょう。

また、仮に野党のクルチダルオール氏が勝利して上がったとしても、政権移行の混乱、大地震による経常赤字の拡大などが想定されますから、追っかけ買いは推奨できません。追っかけ買いは新政権のロードマップが示されて安定的に進んだことを確認してからで十分でしょう。

売りから入る場合は、天井がかなり見極め難いので、マイナススワップもあるのでやらない方が無難かと思います。クルチダルオール氏勝利の一報で上がりきったところ、4時間足などで長い上髭をつけた場合、そこが天井の目安になりますが、再度高値更新なら即損切りでしょう。

というわけで、政権交代しても短期的にトルコりらが大きく上昇していく状況ではありませんので、買うのであれば中長期を見据えて少しずつでしょう。逆に売りからの場合は全戻し期待で、損切りをしっかり意識してトレードしていくことが重要かと思います。

トルコリラ円のオススメFX会社はココ!買・売スワップと月間の実績も考慮

とりあえず、スワップの直近の月間実績と、あとは売買スワップの差などを含めてオススメのFX会社を選んでみました。

■トルコリラ円を提供しているFX会社(店頭FX)の中で、過去30日間のトルコリラ円の買いスワップが一番多かったのは、意外にもIG証券(5月14日現在:1,241円)でした。米国株投資でもお馴染みの会社ですし、スプレッドも1.7銭(原則固定)となっていたので、かなり使いやすいと思います。

ただし、売りからのマイナススワップは大きい傾向(1日平均−50円以上)にあるので、買い方専門になると思います。売りから入る場合は、後ほど紹介する会社の方が良いでしょう。

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■スワップに強いでお馴染みのLIGHT FXは買いスワップがそこそこ高いことはもちろん、売り買いスワップが同値(1日±30円)で攻守で使いやすく、スプレッドも1.6銭(原則固定)だったので、売りからも買いからも気軽にトレードして使いたい場合は、こちらが良いと思います。
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