全てはイスラエル次第に。今回のイランのドローン・ミサイルの報復攻撃一旦終了。事前に米国にも通知というか、ある程度は話を通してコントロールされたものだったので、イスラエルの人的被害が深刻でなければ終わる可能性も割とあるのかなと。イスラエルも遺憾砲で止めて欲しいですね。

休日のセンチメントを探る上では、ビットコインが優秀。最近は全ての資産が上がり過ぎてるので、リスクオフ（回避）になれば全ての資産が一旦は同じ動きをしますからね。

ビットコインUSD（日足）のチャート

押し目かなーとは思いますが、戻しも弱い…（白目）。やはりイスラエルの反応を見るまでは…といったところでしょうか。声明見るとやる気満々なので、週明けの株価は少し警戒が必要かもしれません。

少なくとも先週末の段階での中東情勢の緊迫化は、ある程度は織り込み済みな感じがあったんですけどね。原油は急騰したけど、金（ゴールド）も含めて反落して全戻しで取引を終えてましたし、米金利も上昇（国債は売られる）して引けてましたからね。米10年債利回りが4.5%台ということはそういうことで、そこまで極端なリスクオフ（回避）にはなっていな買ったわけで。

米国株は米国の納税日である15日を前にした納税売りの理由に使われたのかなと。下げも前日のAIバブルで上昇した分を吐き出した程度で済んでますし。ここから全面戦争にならない限り、株は最大でもここから2-3%程度の下げで済むとは思うんですけどね。

というわけで、イランの報復は想定の範囲内。やはり読めないのは、これを受けてのイスラエルの反撃度合いでしょう。まぁイランの攻撃情報がボロンボロン丸見えなのは、全面戦争を回避したいというイラン側の意図が見えるわけで。ガチ本気なら、もっと秘密裏に進めて全ブッパの大戦争でしょうから。

国内向けに予定調和にしたいイランの意向は感じられる一方で、イスラエルの反応は全く読めないというか。国内経済ボロボロの犠牲にしてまで、ガザをぶっ潰したわけですから。

先週末の値動きとしては、あくまでリバランスの域を出ないものでしたが、今回のイランの攻撃で現実的なリスクオフ気味に。今後はイスラエルのターン次第で変わってくると思いますので、その辺見極めながら柔軟に対応していくしかないでしょう。

全てはイスラエル次第！さらなる下げを想定しつつ押し目を待つ

現状は想定の範囲内だと思われますが、もしかしたらイランの報復攻撃ないかも〜みたいな、半身残しの姿勢もあったので、ここからイスラエルの反撃があるようだと流石に一旦株価は下げそうですね。

ナスダック100CFD（日足）のチャート

ご覧のようにレンジの域を出ない値動きが続いています。イスラエルが自重するなら、ナスダックでもせいぜいここから2-3%程度の下げ、17,500-17,600ポイントででボチボチ全戻しかと思います。ただ、イスラエル次第で10%下げる可能性もなくはないわけで（震え声）。

そうなったら、多分、最近始めたトレーダーの大半が死ぬので、そうなった時に全ブッパする予算を残しておけば良いのかなと。したがって、ポジショニング的には6割ぐらいで、買う予算をしっかり残して相場と向き合っていけば良いでしょう。

予期せぬ中東大戦争になればなったで仕込み時ですから、それに備えておくぐらいで良いのかなと思います。そもそも、金利高なので上値が重いので、高値で突っ込むような相場ではないですし。

仮に中東がドンパチしても、米国の優位性が揺らぐことはないですからね。米国が深入りするようになると、経済的にもアウトなので、その点は注意ですけどね。

日経225CFD（日足）のチャート

週明け、世界の悲しみ、イスラエルとイランの中東情勢悪化を受け止めなければならない日本株オワッタ…。まぁ日本は内需の国だし、原油がクソみたいに上がらない限り、全く関係がないのに下がるっていう。とりあえず、38,000円ぐらいまでは下がりそうですね。そうなったら、少し追加して様子見。フラクラだと36,000円ぐらいまで下げるかもしれません。

あまり悲観する必要はないですが、警戒だけは怠らずにいたいですね。まずはビットコインがどれだけ戻してくれるか。それを祈りたいところ。イスラエルが自重すればアク抜け感から全戻しもあり得るので（希望的観測）。

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さらなる円高には警戒！ECBの6月利下げがほぼ確定でドル高はどう転んでも継続

為替はドル高・円高気味。本気のリスクオフになるなら、積み上げに積み上がってる円売りポジションは、一旦巻き戻されて大変な円高になると思います。そうなれば、1ドル＝130-140円ぐらいは覚悟しなければならないでしょう。でも現状なっておらず、結局は153円台で取引を終えてるわけですから、今のところは極めて限定的という評価。週明けで152円割れまで行くかなぁ？ぐらいですね。

ドルインデックス（日足）のチャート

有事（リスクオフ）のドル高も多少はありますが、ドルインデックス（主要通貨に対するドルの強さを指数化したもの）がこれだけ強いのは、ECB（欧州中央銀行）理事会で、ほぼほぼ6月利下げが確定したことも大きいです。これは米国の経済指標で下振れする数字が出ない限り、欧州の方が先に利下げですからね。

欧州は米国のように景気が強くないですし、個人消費も死んでますからね。いわゆる、日本と同様にコストプッシュ型（原材料費などコストの上昇が原因で発生するインフレ）ですからね。

各国でデコボコはあるものの、経済の優等生であるドイツですら最新のCPI（消費者物価指数）は前年比で＋2.3%ですからね。事実上、欧州のインフレはもう終わってるわけで。

ユーロドル（日足）のチャート

というわけで、有事のドル高もありますが、その前からユーロは再び売られていたわけで。まぁ世界的にはインフレも一巡して利下げ、金融緩和方向に向かっているわけで。逆に米国だけが、まだしばらく高金利を続けなければいけなさそうなので、ドル高が続いているわけです。

もっとも、米国も流石に弱めの経済指標も出てきていますから、いずれは米国も利下げ、金融緩和という流れにはなるわけですからね。そういった意味でも、ここ数ヶ月ぐらいがドル高のピークというのはあると思います。

ちな、ドル円・クロス円はとりあえず為替介入待ちですね。4月17-18日のG20財務相・中央銀行総裁会議でドル高に関する議論があるとされているので、その後に介入に踏み切るのではという指摘もあります。

ドル円（日足）のチャート

まぁドル円は垂れてくる場面があれば、151.50-152.00円ぐらいから軽く拾って買いで回転させていけば良いのかなと。流石にイスラエルが報復の報復し出してドンパチ状態で150.00円を割れそうな勢いなら損切りして底確認しかないですが。

あとは、153円台でも為替介入をしないところを見ると、もうちょっと上の水準、まだ先かなって感じですからね。レートチェックがあったら拾って、そこで戻したら一旦トレードを終えて、あとは慎重に見ていくぐらいで。

大幅な円高がきたらきたでドル転換のチャンスではありますから、それはそれで備えておきましょうということで↓

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