私のように平均取得単価200ドル以下のポジションを温めているならともかく、今週21日（日本時間22日早朝）発表のエヌビディア（NVDA）決算を恐れる必要は全くないように思う。

AIバブルを完全に否定、期待感が粉々に打ち砕かれるような市場予想を大きく下回るクソ決算を出すならともかくとして、「期待ほどではなかったね〜」ぐらいで下げるのであれば完全に押し目のチャンスでしょう。

日経平均もそうですが、これだけ急激に上がったら5-10%の調整はあって当たり前ですからね。700ドル台では高過ぎて買えねー、って二の足を踏んでいたのに、500-600ドルに下がったら買えないとか、意味不明です。

エヌビディア（日足）のチャート

仮に下げても500ドル前後が底でしょうし、600ドル前後まで下がるなら、そこから喜んで買うだけですね。もちろん、ある程度の余裕がなければ買い増しはできませんから、現段階でフルポジの人は半分ぐらいに減らして、ポジション3割-現金7割ぐらいの配分にしておくと良いと思います。

それでは、今週の株と為替の展望について簡単に解説していきますので、よろしくお願いします。ちな、今日は大統領の日の祝日で米国市場は球場となっていますので、値動き的にはとてもマイルド。明日以降の値動きについての戦略と解説です。口座を持ってない人は、今すぐ開設して押し目準備！↓

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エヌビディア下落でどこまでナスダック＆日経平均は下がるか？

日米共に相場の上昇を引っ張ってきたのがAIバブル、半導体銘柄であるだけに、エヌビディアが決算を外せば、指数もそれなりに調整することは避けられないでしょう。短期的には、やや調整寄りに軸足を置いておきたい。

一方で、特に日経平均に関してはやや需給を無視したイケイケ相場でもあるので、エヌビディアが好決算だった場合、一気に40,000円の大台を突破してもおかしくはないですから、ノーポジではなく、ある程度はポジションを持っておきたい。

ちなみに、今週21日にはFOMC（米連邦公開市場委員会）の議事要旨（1月30-31日開催分）も発表されますが、過去のデータによる過去の話ということで、そこまで重視されないようには思います。

むしろ、市場としては1月の米CPI（消費者物価指数）、米PPI（生産者物価指数）が強めに出たことで、利上げ後ズレの金利上昇を織り込みに行ってる感じもあるわけで。

米2年債/5年債/10年債利回り（日足）のチャート

株式市場はすっかり楽観モードでこの金利上昇を無視してますが、エヌビディアの決算が期待外れに終わってしまうと、金利高も嫌気されて下落が増幅される可能性もあるので、特に米国株は注意が必要でしょう。もっとも、冒頭でも書いたように、それはそれでチャンスでしかないですけどね。

ナスダック100CFD（日足）のチャート

ナスダック100指数の下限はどこかと考えるのであれば、エヌビディアの株価が直近の上昇を帳消しにしたパターンを想定すれば良いでしょう。700ドル台から500ドル台以下に落っこちるのであれば、ナスダック100も最大で16,000ポイント前後までの下げになると。やはり最大で10%程度の下落幅かと。

ナスダックの100銘柄中、すでに8割以上が市場予想を上回る決算を記録していることを踏まえると、下げ幅がもっと小さい可能性もありますけどね。調整で5%ぐらいの17,000ポイントを調整の目安として、最大で16,000ポイントぐらいまでの下げがあると考えてトレードしていけば良いでしょう。

1-2-6、1-3-9の呼吸（買い方）で考えるのであれば、現状で1のポジションを作り、17,000-17,200ポイントぐらいで2or3追加、16,000-16,500ポイントで6or9のラストナンピンといった感じでしょうか。

日経225CFD（日足）のチャート

日経平均は円安による割安感もあるので、買われる時はガンガン行ってしまいますからね。38,000円レベルのオプションバリアをあっさり破ると、38,000円台で底堅くなってしまいました。逆に38,000円レベルをあっさり割り込むような値動きになると、一段安の流れもありそうですけどね。

とりあえず、日経平均は上値が軽いので3割ぐらいは握ってついていくしかなさそう。日経寄与度の高い大型株ばかり買われ、ここまでの上昇相場となってきただけに、エヌビディア決算が悪いと一気に36,000円ぐらいはありそうですが。

特にエヌビディアの決算発表が日本時間早朝なので、エヌビディアショックになるのであれば、その値動きを真っ先に真正面から受け止めなければならないのが日本株の宿命なわけで。東京エレクトロン、ソフトバンクGの運命は…。

まぁ円安の支えもありますし、中国からの資金の移動もあって需要そのものは強いので、下がっても底堅いとは思いますが。とりあえず、36,000円レベルを割ると大崩れがありそうなので、まずは36,000円台で下げ止まるかどうかを確認。下げ止まれば3割追加して様子見。一段と下がるなら、34,000円レベルを大底として資金を全部叩き込むだけでしょう。

というわけで、ピンチはチャンスというか、下がれば下がったで押し目を拾っていくチャンスなわけですから、しっかり準備を整えてトレードに臨んでいただければと思います。

ごく短期的には、金利高の影響もあって米国株の上値は重くなっていますので、金利高からのドル高・円安効果も見込める日経平均あたりを優先的に握っておくのが良いと考えています。

今日の岐阜さん😇↓

て、、、天さん、、、 pic.twitter.com/hXYJhqjHzE

— 岐阜暴威 (@gihuboy) February 18, 2024

最近の岐阜さんは爆損抱えてても全然余裕ですけどねw まぁ原油ショートで天然ガスロングという謎ポジ…そして、それが両方逆行して爆損とか、マジで厄除けしてもらったほうがいいレベル。岐阜さんも使ってるGMOクリック証券は最短申し込み当日トレード可能です↓

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介入警戒感と金利上昇に限界で上値重い！まずはエヌビディアショック待ち

150円台では、うっすら為替介入への警戒感もありそうですね。というか、米金利もやや頭打ちで、ドル円の上値も重たくなっているというか。エヌビディアショックになると、どうしてもポジションをフラットにする動きが強まりますので、そういった意味ではドル円・クロス円も急落注意でしょう。円売り・ドル買いの流れが一旦急激に巻き戻されるわけですから。

ドル円（日足）のチャート

上値も重たくなっていますし、152円で為替介入との声もマーケットから聞かれますので、短期的には直近でつけた150.80円前後が天井レベルに。逆にエヌビデショックなら、2-3円の調整もありそうなだけに、あえて150.00円前後から入っていく必要もないのかなと。

まずは決算の結果を待つか、早くても149円台半ばぐらいから軽くロング（買い）してみる程度でしょう。損切りは早めに149.00円割れで。粘っても149円割れで追加ナンピンして、21日移動平均線（148.616円）割れ、148.50円を割り込んだら損切り。

ワンチャンどころかスリーチャンぐらい、89日移動平均線（147.453円）を試しそうなので、今週はエヌビデ決算を見るまでポジション軽め・損切り浅めで取り組んでいきましょう！

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