DeepSeekでAI革命が加速?エヌビディア売り、ソフトウェア銘柄へ資金シフトが発生中【今後の投資戦略解説】

DeepSeekが登場してから、市場全体の動きが大きく変わったように思います。特に株価の値動きを見ると、AI関連ソフトウェアの株が買われ、エヌビディアなどのいわゆるAIのハードウェアが売られるという流れが目立つのかなと。
この記事では、DeepSeekによる市場全体の変化、今後の投資戦略を分かりやすく解説していきます。株価が下がって不安な方、トレード戦略を考えている方は、ぜひ最後までお読みください。
「GPUがいらない」という誤解について
DeepSeekが『低予算でAIを開発した』というニュースによって、『これからはGPUが不要になるのでは?』という懸念が広まっています。しかし、実際にはGPU(AIの演算処理装置)が不要になるわけではありません。むしろ、これまでよりも低規模・低予算でAIを開発できるという期待から、GPUの需要は増加しています。
現実には、DeepSeekも数百億円規模の設備投資をしていますから、それなりに使えるAIの開発費が『これまでの1/2、贔屓目で見て1/3程度で開発できる』と、相対的にAI投資が安くなった可能性がある、というのが正しい理解かと思います。
一方で、ハイスペックなGPUの需要が減るというアナリストも根強くおり、『高価格帯GPUの需要が落ち込むのではないか』という懸念が完全に解消されたわけではない点がエヌビディアの上値を重たくしています。
■参考記事➡︎【必読】DeepSeek論考:コストにおける中国の先進性、真のトレーニングコスト、クローズドモデルのコスト構造への影響
※DeepSeekの実際の開発コストや仕組みについて詳しく知りたい方は、上記の記事をお読みいただければと思います。
DeepSeekが市場(株価)に与えたインパクト
『GPU不要』という誤解を置いておくとしても、AI開発コストが従来の半分程度に抑えられる可能性が出てきたことで、AIソフトウェア企業に対する市場の株価評価が大きく変わっています。◆低コストの生成AIがもたらすメリット
・AI導入のハードルが下がる
これまでAIの導入をためらっていた企業が、DeepSeekのような高性能かつ低コストの生成AIを取り入れやすくなります。
・既存のAI導入企業もコスト削減
従来はAI開発に膨大な予算を計上してきた企業ほど、開発費が大幅に圧縮される可能性があります。その結果、利益率が上昇し、株価にもプラスの影響が出やすい構図です。
具体例:投資コストが半減した場合の利益イメージ
・売上高: 1,000億円
・AI開発費: 500億円 → 250億円(半額)
・その他経費: 300億円
・従来の純利益: 200億円 → AI開発費削減後は450億円
このように、AI開発費が半額になると、純利益が一気に2倍以上になるケースもあり得ます。当然、株価に与えるインパクトも非常に大きいため、市場では『AIハードウェアからAIソフトウェア企業への資金シフト』が起きています。・売上高: 1,000億円
・AI開発費: 500億円 → 250億円(半額)
・その他経費: 300億円
・従来の純利益: 200億円 → AI開発費削減後は450億円
DeepSeek登場でビッグテックも明暗が分かれた
主要企業の株価動向(2025年1月23日→1月30日)
マイクロソフト:-7.1%
アマゾン:-0.3%
アルファベット:+1.5%
メタ:+7.9%
アップル:+6.2%
パランティ:+2.8%
◆ハードウェア系
エヌビディア:-15.3%
ブロードコム:-10.2%
TSMC:-7.3%
これらはDeepSeekに関する報道が広がる前(1月23日終値)と1月30日終値の比較です。ちょうど各社の決算発表も重なっているため、決算やガイダンスの内容も考慮が必要ですが、ビッグテックの間でも明暗が分かれているのが特徴的です。マイクロソフト:-7.1%
アマゾン:-0.3%
アルファベット:+1.5%
メタ:+7.9%
アップル:+6.2%
パランティ:+2.8%
◆ハードウェア系
エヌビディア:-15.3%
ブロードコム:-10.2%
TSMC:-7.3%
◆株価が大きく下落した企業
・エヌビディア(-15.3%)などのAI半導体銘柄
『高価格帯のAI半導体需要が減るのでは』という懸念や、上値の重さもあり、AIソフトウェア企業への資金移動も影響しています。
◆株価が上昇した企業
・メタ、アップル
自社AIに加え、外部の低価格AIを取り込むことでコストを削減できるため評価が上昇。
アップル:もともと巨額のAI投資をしていないため、安価なAIの活用でメリットが大きい。
メタ:広告収益が9割以上で、AIソフトウェアとの相性が良い。人員削減への期待なども背景。
◆マイクロソフトが売られた理由
決算自体は好調でしたが、近年の成長ドライバーであるAzure(クラウド)の伸びがやや鈍化。さらに巨額投資を続ける姿勢が、短期的には懸念材料となりました。
メタもAIへは巨額投資をしていますが、やはり収益構造の違い、ソフトウェアとの相性が意識されています。
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注目のAIソフトウェア銘柄と今後のトレード戦略
DeepSeekを含む低コストAIの普及期待で、AIインフラ(ハードウェア)からAIを活用するソフトウェア企業へ資金がシフトする動きは、短期的に続く可能性があります。◆ソフトウェア株がAI革命の恩恵を受けるか
・AIアプリケーション・サービスで収益を得る企業
パランティア(PLTR)、セールスフォース(CRM)、モンゴDB(MDB)、ペガシステムズ(PEGA)、スノーフレイク(SNOW)などが注目されます。
・競争激化のリスク
一方、AI導入がより容易になる分、市場参入者が増えます。少し長い目で見ると顧客離れ、コスト競争のリスクにも目を向ける必要があるでしょう。
2月3日のパランティア決算とAIソフトウェア銘柄動向に注目!
AIソフトウェア筆頭のセールスフォースは、DeepSeekの登場で10%以上、株価が急騰する場面もありました。ただ、その後は反落して落ち着いています。
セールスフォースはもちろん、モンゴDB、ペガシステムズ、スノーフレイクなども短期的に上がる可能性がありますから、チェックしておきましょう。
まぁインサイダー気味の神トレードをしているペロシ元下院議長もパランティアを買っていますから、決算が問題なければ買って良いと思います。ただ、今の高値であえて買う必要はないでしょう。まずは決算を待ちましょう。
エヌビディアは上値が重い一方、買い場
DeepSeekが登場しても、エヌビディアのGPU需要が急激に冷え込むわけではなく、むしろ需要そのものは堅調と考えられます。懸念と資金シフトでしばらく上値は重いですが、まずは買い進めておきたいところでしょう。2月26日の決算発表次第で株価の見方が変わる可能性が高く、現在の株価水準は割安だと考えています。

とりあえず、ノーポジであれば今の120ドル水準では喜んで買いたいですし、買い増しも検討しておきましょう。目先は125〜130ドルを抜けると、スルスル上がりやすいと思います。
一方で、120ドルを大きく割り込むと、やはり100ドルの大台節目前後までの調整は見えやすいですから、買うにしても6〜7割ぐらいで、最後に買い増す余裕は残しておきましょう。
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DeepSeekが引き起こした低コストAIのインパクトは、ソフトウェア企業の評価を大きく押し上げる要因となりました。一方で、エヌビディアなどのAI半導体銘柄は売られていますが、GPU需要そのものが減るわけではなく、短期的な資金シフトの影響が強いと考えられます。
まずは2月3日のパランティア決算や2月26日のエヌビディア決算が、今後の市場の方向感を決定づける重要なポイントとなりそうですから、これらを意識して見ていきましょう。
AIの注目銘柄の中心が、インフラからアプリケーションへ移りつつある今、特にソフトウェアではどれが勝ち組になるかは冷静に見ておきたいところです。
まぁあまり考えずに買いたいのであれば、引き続きエヌビディアや、台湾セミコンダクターなどは鉄板かと思います。ソフトウェアは、決算でかなりブレますので、決算前には利益確定するなど、慎重に見てきましょうということで。
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