今年はボラ（変動）の高い相場になることを確信。年明けの6日から7日にかけてのマーケットは、まさにトランプ劇場の始まりといった流れになりました。

✅ワシントンポスト報道 → ドル安・株高
昨夜の相場でドル円が乱高下した主なきっかけは、「トランプ大統領が輸入製品に対して一律10〜20％の関税を課す」という従来の強硬姿勢から一転したことが挙げられます。

一部報道（ワシントンポスト）によると、関係者の話として流動的とはしながらも、「国家・経済の安全保障など重要項目にのみ絞る方針」に軌道修正する可能性があるとのことでした。

これにより、
・米国の関税によるインフレ懸念がやや後退
・リスクオンの株高へシフト
・ユーロやポンドなど欧州通貨が買い戻され、ドル安にも傾く

欧州通貨の買い戻しは、関税ダメージを避けられるかもしれない、と期待されたからですね。これまでは、ただでさえウクライナ戦争で景気が悪いのに、トランプ関税が欧州の致命傷になりかねないと懸念されていました。

◆トランプのフェイクニュース発言→ドル円全戻し
しかし、この直後にトランプ大統領がSNSで「ワシントンポストの報道はフェイクニュースだ」と否定。この発言により、ドル円は急反発してほぼ全戻しの展開となりました。
まさにトランプ劇場の幕開けですね。1月20日の大統領就任前から、このような発言に振り回されているわけで、就任後も当然…。投資家にとっては、乱高下＝大きな値幅を狙えるチャンスでもありますが、リスク管理も重要になります。

その辺を踏まえながら、目先の相場、為替と株のトレード戦略について解説していくので、よろしくお願いします。

ドル円：1ドル＝160円に手が届くか？今後のシナリオ

ドル円は1ドル＝158円を突破し、ややドル安気味ながら円安が止まらない状況となっています。短期的にユーロやポンドの売りが緩和され、円が最弱通貨になっているからですね。

もし今週発表される米国の労働指標（雇用統計など）が上振れしてドル高になると、160円の大台突破が現実味を帯びてくることになります。
目先で注目したいサポートラインは、158.00〜158.20円でしょう。ここをあっさり割り込むと、再び156.00〜158.00円のレンジが強く意識されることになりそうです。

◆短期展望
・一旦は158円台をしっかり維持できるかに注目
・あっさり158円台を割り込んでいく場合は、再度レンジ内の値動きも視野に
◆トレードアイディア
・エントリー：現在の158円台前半で軽めに買ってみて様子見
・損切り：158円台割れ（157.80円）でストップ（逆指値）
・利確目安：160円前後（160円の大台突破ならホールドも）
・ただし、160円を超えると政府・日銀からの円安牽制が強まりそうな点には注意

まぁ158円台であえて積極的に攻めていく必要もないとは思いますけどね。トランプ劇場が続くので、相場は引き続き乱高下しやすいと思います。大きな押し目、現状では156.00-156.10円が強いサポートとなっていますから、引き続き156円台半ばぐらいまで落ちてきた時に冷静に拾えると良いでしょう。

ドル円ロング！155.80円に逆指値したのだ👍 pic.twitter.com/2A3Y7bK8qS

— びん子＠社畜アナリスト (@araisanfx) January 6, 2025

昨日はいつもの通り、びん子アカウント（@araisanfx）でトレードを実況させていただきました。まぁ157円台半ばで利食いしてしまったので、少し利益確定が早すぎた感は否めませんが、こんな感じでエントリーから決済まで実況していますので、フォローよろしくお願いします→@araisanfx

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米国株：一律関税“後退”報道でリスクオン

トランプはフェイクニュースと主張していますが、やはり政治的に『一律関税』が実行される可能性は低いとの見方があり、米国株はリスクオンで大きく反発しています。

まぁ特に欧州などの友好国に対しては一律関税を科しても、不要な国際的対立を招くだけですから、あくまでも脅し、トランプ流の交渉術なのでしょう。
S&P500もナスダック100も大きく反発しました。ただ、このトランプ劇場の乱高下というのは、決して株式市場によって心地の良いものではないでしょう。

昨年12月につけた高値圏を早々に更新できないのであれば、レンジ内（S&P500：5,800〜6,100ポイント、ナスダック100：21,000〜22,000ポイント）での乱高下がしばらく続くことが想定されます。

◆トレードアイディア
・投資戦略：短期＋中期の二段構え
・急騰時：一旦利確し、押し目を待つ
・レンジ下限に近づいたら押し目買いを検討

短期トレードは、材料が出て急騰したら一旦利食いして押し目を待つ、レンジ下限に近づいたら押し目、ぐらいの意識でみておけば良いと思います。

中長期的にはホールドして、大崩れがあれば追加するぐらいの気持ちで見ておけば良いでしょう。引き続き、バブル想定ですからまだ買ってない人はお早めに。

個別銘柄：エヌビディア（NVDA）が2ヶ月ぶりに最高値更新

エヌビディア（NVDA）は2ヶ月ぶりに最高値を更新、半年近く続いた日柄調整がようやく終わって、一段高の世界に行けるかもしれません。マイクロソフト（MSFT）の800億ドル規模AIデータセンター投資に絡む報道が支援材料となっています。
一方で、中国のPANewsによると、マイクロソフトがオープンAIの使用を計画しているウィスコンシン州のAIデータセンターの建設を一部中止したとのことです。

背景は最近の技術変化が施設設計に与える影響を精査したいとのことで、決してネガティブではないですが、引き続きニュースで上下はありそうなので、買い遅れている人はネガティブニュースで押し目があれば、追加しておきましょう。

◆今後のサポート＆上値
・サポートライン：130〜140ドルが堅いと想定される
→このゾーンへ押してきたときに買い増しを狙うのが良さそう。ノーポジだと機会損失になる可能性が高そうなので、ある程度のポジションは確保しつつ、追加のタイミングを見計らうのが王道でしょう。

上抜けが本格化すれば、170〜200ドルといった水準も視野に入りますから、早めに買っておきましょうということで。

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PR/まとめ＆証券口座開設のすゝめ

✅トランプ劇場は続く、投資家はどう動く？
・ドル円：158円維持なら160円突破も。割り込む場合はレンジ下限まで下落に警戒
・米株：トランプ砲による乱高下が続く見通し。レンジの上下限を意識し、短期・中期の両面で備える
・NVDAなど個別株：AI投資テーマが続きそう。押し目買いのチャンスを逃さない準備が大切

このように、大きく動く相場はチャンスとリスクが共存しています。また、投資を始めるには、『口座がないとそもそもエントリーできません』から、まだ証券口座をお持ちでない方はこの機会に、まずはちゃんとしたところ（金融庁の認めた証券会社）で口座を作りましょう。それだけで投資詐欺からはオサラバです👋

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