【トランプ2.0】大統領就任式スケジュールと米国株・ドルの展望解説!まずは関税と米金利に注目

【トランプ2.0】大統領就任式スケジュールと米国株・ドルの展望解説!まずは関税と米金利に注目
いよいよトランプ大統領の就任式が、日本時間21日未明から行われます。この記事では、就任式前後のスケジュールや、注目すべきポイント、為替と株の展望について簡単に解説しておきますので、最後までお読みいただければと思います。

ちなみに、先ほど『新たな関税はまだ発動しない見通し』と、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたことで、早速ドル安(ユーロ高)、そして株高で反応しています。まさにトランプ2.0…目が離せません!

トランプ大統領の就任式とその後のスケジュール

◆トランプ大統領就任式のスケジュール
日本時間21日午前
1:30頃〜 就任式の宣誓
1:50頃〜 就任演説市場の反応に注目
5:00頃〜 パレード(寒波のため屋内、短縮も?)
7:00頃〜 大統領令への署名署名内容に注目
11:00頃〜 舞踏会での演説

就任式が深夜から早朝にかけて行われます。為替や株式市場に本格的な影響が出始めるのは、日本時間で早朝ぐらいからでしょう。

まずは“就任演説”の内容で方向を織り込んでいくと思われますが、最終的には“大統領令署名”の内容次第となりますので、全戻しも想定してトレードする必要があります。

ちなみに、就任初日の大統領令の署名数はバイデン大統領の15本が最高とされています。今回、トランプ氏は初日に100以上の署名を予定されているともされており、相場への影響は未知数です。

⚠️初心者向けポイント
相当荒れることも想定して、ポジションを調整しておきましょう。今日20日(日本時間で明日)は米国市場が休場で、特に早朝の時間帯はいつも以上に注文が薄く(市場参加者が少ない)、値動きが荒くなりがちなので、注意しましょう。

注目ポイント:まずは関税政策と金利動向

トランプ氏は選挙期間中に減税やインフラ投資などの積極政策を打ち出してきました。その結果、『景気刺激 → インフレ上昇 → 金利上昇 → ドル高』という流れが予想されています。

ちなみに、インフレが上昇するような政策が打ち出された場合、FRB(米連邦準備制度理事会)による高金利継続、追加利上げといった金融引き締め状態が続くため、『金利上昇からの株安要因』となるだけに警戒しましょう

一方で、トランプ氏は「ドルが強すぎる」という発言も繰り返しており、実際にどのような政策を最優先で進めるかで、為替、株価の動きが大きく変動することになるでしょう。

◆注目ポイント:関税や減税など具体策
関税: 中国、メキシコ、カナダ、EUなどを対象に具体的な関税をどれだけ強行にかけるか。
・移民問題: メキシコとの国境の壁の建設、不法移民の扱いなど。
・エネルギー政策: 「とにかく掘って、原油生産を増やす」スタンスが続くのか。
・減税政策: 法人税15%の公約はどこまで実現可能か。

こうした公約が『予定どおり強行されるのか』、あるいは『一部緩和されるのか』で、為替相場や株価の方向性が大きく変わります。とりわけ関税に関しては、対象国の通貨(中国元、メキシコペソ、カナダドル、ユーロなど)が大きく動く可能性があります。

基本的には【関税政策(インフレリスク)と米長期金利の反応】をまず注目して、相場の影響度合い、方向性を探っていくことになるでしょう。

為替:関税対象の通貨ペアを狙うのもアリ

関税強化はドル高要因ですが、ドル円はリスクオン(株高)時にはドル買い・円売りになりやすい反面、トランプの関税政策などインフレリスクを懸念してで株価が暴落すると、リスクオフで円が買われる(ドル円が下がる)パターンもあり得ますので、要注意です。

したがって、関税対象の通貨ペア(例:ドル/カナダ、ドル/メキシコペソ、ユーロ/ドルなど)の方が素直に“ドル高orドル安”が反映されやすそうなので、関税トレードをする場合は狙ってみても良いかもしれません。

すでに、先ほど「新たな関税はまだ用意してない」との報道で、関税懸念から売られてきたユーロなどが買い戻され、ドル安になっています。ここから未明の演説や早朝の大統領令で、大どんでん返しがあるのか、注目しておきましょう。

◆ドル円(想定レンジ:152.00~159.00円)
トランプ関税への懸念が一旦後退し、ドル円は1円以上の急落となっています。ただ、就任演説などで再び関税が意識されるようになれば、全戻しも十分あるでしょう。

今後、乱高下があれば節目の155.00円ラインを割り込む可能性は十分あるでしょう。一方で、関税を全くかけないような過度なドル安という流れも考えにくいので、152〜153円のサポートレベルは崩しきれないように思います。

基本的には、154.00円前後から軽めに拾って行き、152円台でラストナンピン、152円台割れなら損切りでしょうか。詳しい投資戦略については、以下のnoteにまとめましたので、ぜひご覧いただければと思います。

■今週のドル円トレード戦略記事➡︎日銀追加利上げと第2次トランプ政権がドル円相場を左右する

米国株:関税次第だが高値掴みには注意

米国株は比較的フラットな状態に。先日発表された米CPI(消費者物価指数)コア指数が予想より低かったことなどから、金利上昇が一服したので反発していますが、その前まではかなりの調整を挟みましたからね。

繰り返しになりますが、まずは米長期金利の動向に注目です。関税強化でインフレリスクを意識して、米金利が上昇した場合、株価は一旦下がる可能性が高いでしょう。

逆に、想定よりも関税が厳しくないといった判断で、米金利が低下すれば株価は下支えされるでしょう。

ちなみに、先ほど関税報道からインフレ懸念が後退し、一旦は株高で反応していますが、就任演説で強烈な関税を用意するといった発言があれば、全戻しの反落になりそうな点には要警戒です。

結局、今は発動しないだけで将来的に高い関税を発動するのであれば、同じですからね。そういった意味で、株は高値掴みには避けた方が無難でしょう。

◆S&P500(想定レンジ:5,870~6,100ポイント)
・上値トライの場合(6,100ポイントに向かうシナリオ)
米長期金利が4.5%台まで低下する、あるいは関税政策が否定されて金利の上昇が抑制される場合、インフレ警戒感が和らいで株価上昇が続く可能性があります。

テクニカル的には、過去に相場が反転してきたフィボナッチ・エクステンションや直近高値(6,000〜6,050ポイント)を超えられるかが鍵となりそうです。

※すでに6,050ポイントに迫る値動きですが、あくまで先物主導の値動きである点には注意。本来の値動きは、米国市場がオープンする21日の夜以降になります。

・下値警戒の場合(5,800〜5,870ポイントを下抜けするか)
もし就任直後の関税強化がサプライズ的に発表され、米長期金利が再び4.8%超へと上昇するのであれば、S&P500の割高感が意識され一気に売られる可能性もあるでしょう。

この場合は、移動平均線(50日線・89日線)の水準や、トレンドチャネル下限といったサポートラインが注目されます。5,800ポイント前後を守り切れるかどうかが焦点で、ここを割り込むとさらに下値試す暴落につながる可能性があるので要注意。

PR/まとめ:トレンド見極め優先、深い押し目があれば入る

・イベント前後は値動きが荒くなる可能性が高いため、初心者は急変リスクに注意。
・スケジュールを把握して、あらかじめ相場のパターンと対応を決め、計画的なトレードを!
・発表前後から大きなポジションを持つのはリスクが高いので、少しずつ入るかトレンドを見極めてから

まずはトランプ大統領の発言と結果を受けてマーケットがどちらに動くかを見極めることが重要でしょう。ドル円や米国株が不当な水準、深い押し目があれば拾うぐらいにして、高値で突っ込んでいくのは避けましょうということで。

とにかく、思わぬチャンスがある可能性は十分ですから、明日は少し早めに起きて相場を見ておくと良いかもしれません。

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ブラウザ別の設定方法解説!✅口座開設前に必ず確認してください

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ゆきママ
元主婦系投資インフルエンサー。過去にはFX攻略.com(雑誌)やMONEY VOICE(Web)で連載。

現在はFX・証券会社とタイアップして初心者・中級者向け相場解説中、みなさんの質問にバシバシ答えます!フォロワーさん優先。お仕事依頼もこちらまで→https://x.com/pawhara_arai/

FXではリアルトレードコンテストで2764人中20位(著名投資家の中でぶっちぎり優勝)するなど、実績多数→https://00m.in/LtHlA

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