予想通り32,000円前後を底として日経平均は大反発した。もっとも、想定通り32,600〜32,700円レベルは重く、ここを抜けても33,000〜33,200円が強いレジスタンス（上値抵抗）ですから、半分ぐらいは利食いして下がったところを拾っていけば十分でしょう。

結局プラ転っすわ。まぁでも32,000円で拾ったポジだけ利食いしとくか…。

【🇯🇵日経平均CFD 】 +0.92% 32699 (+297)
日経平均株価 pic.twitter.com/GmTdJzWQvm

— 米国株ゆきママ💛FX実況アライ軍筆頭戦士 (@pawhara_arai) September 25, 2023

結果的にはまぁまぁ正解か？下がればすかさず買い直して、また体制を整えていけば良いのかなと。X（@pawhara_arai）でトレードや相場状況など解説していますので、ぜひフォローいただければと思います。

まぁ今日の植田総裁の発言が上昇要因となりましたね。謎のトルコ人インフルエンサーなどが年内マイナス金利解除などと煽っていましたが、日銀の巡航速度は変わらないことが示されました。「マイナス金利の撤廃条件に特定なデータは無いが賃金が重要」との発言があ離ましたが、以前から解説している通り日銀のフォワードガイダンス（政策見通し）には賃金の上昇を条件としていますから、年内のマイナス金利撤廃はないでしょう。

来年の春闘を見極めてからの議論になるでしょうから、マイナス金利の解除は最短でも来年の3〜4月ということになるでしょう。というわけで、少なくとも先週の日銀イベントで日本発のネガティブな要素は出尽くしと考えています。引き続き、32,000円前後を大底として買っていけば問題ないでしょう。

日経平均株価CFD・日経225（日足）

新規勢は引き続きチャンスですね。サクッと3〜4割程度のポジションを持って、32,000円レベルにかけて7割ぐらいのポジションに仕上げれば全く問題はないでしょう。来月へ向けては当然強気です。33,000円を超えた高値で買わず、安い今のタイミングで買いましょう。まぁ9月末で半期末ですから、利益確定の動きもありそうですから、そのタイミングで買えればベターかと。

ちなみに住宅ローン金利を懸念する報道が多数見受けられたが、日本のインフレはほぼピークアウトしつつあるし、植田日銀総裁もはっきりとインフレは下がると言っているわけで、引き締めのために金利を上げるようなことはないでしょう。

持続可能な緩和継続のために、市場の歪みをもたらすマイナス金利は撤廃するものの、金利を上げる状況には全くないと思われます。そもそも、金利を上げて日本経済にブレーキをかければ、日本経済は死にますからね。国債の利払費も増えますので、財政もさらに悪化、増税が必要になってますます詰みます。

→日銀への批判急増「国民生活を考えていない」　金融緩和は継続、植田総裁は「家計の負担は認識している」（外部サイト：東京新聞）

また、こういった批判はお門違いと言わざるを得ません。そもそも円安になっている最大の要因は、海外のインフレ、それに伴う利上げなわけで、日本の金融緩和が直接的な原因ではないとも言えます。まぁECB（欧州中央銀行）はすでに利上げ打ち止めで、FRB（米連邦準備制度理事会）も利上げはあと1回あるかどうかで、そこは動かないでしょう。

問題は来年の利下げ回数という話にはなりますが、少なくとも利上げが終わったということは、これ以上極端に円売りが進むことはほぼないと言えるわけで、円安を懸念して日銀が動く可能性は低く、もうしばらく黙って耐えるだけでしょう。株を買え↓

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2年債利回りはピークへ！米国株の上値は重いので慌てる必要はないが落ちれば買い

米金利の上昇を少し甘く見ていたのはありますが、CMEのFedWatchツール（金利先物市場の織り込む金利水準）を見る限り、現在の2年債利回り5.0-5.2%という水準は、来年の9-11月前後の金利水準であり、現段階でここからガンガン上がっていくようには見えず、そろそろピークだろうとは思われます。

米2年債/5年債/10年債利回り（日足）

一方で、5-10年債利回りはかなり強気な水準で4.5-4.6%レベルとなっており、株式市場にとってはこれが大きな誤算だったように思います。米国株は調整を余儀なくされました。

まぁ短期金利（2年債利回り）がこの水準で落ち着いてくるのであれば、5-10年債利回りもボチボチ落ち着いてくるのかなと。これ以上の上昇を見せれば、もう少し株価は調整するでしょうが、流石に限界といったところではないかと。大企業の起債ラッシュもボチボチ終わりますし、予算案を巡って共和党が削減圧力をかけていることを踏まえても、債券の需給バランスは改善していきそうですからね。

ナスダック100指数CFD（日足）

ナスダックは14,600〜14,800ポイントレベルが大底となりそうではある。ここを抜けると14,000〜14,200ポイントが見えてくるだけに注意は必要ですが。また、金利がしっかり下げるまでは上値も重いでしょうから、慌てて買う必要はないように思います。

多少現在のレベルで拾って、大きく下がるなら本格的に買っていけば良いでしょう。10月へ向けては強気ではいますが、上値も重たいので米国株はゆっくりで十分。まずは日本株を優先しましょう。

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ドル円は147円を割れるまでは上値トライを意識して押し目買いで

マイナス金利解除が改めて遠のいたことから、円売りもジワジワ進んでおり、ドル円は一段高となっています。とはいえ、上値もさほど軽いわけではなく、あえて高値でつっかけていく必要もないのかなと。

今週のポイントとしては、FOMC（米連邦公開市場委員会）を終え、FRBメンバーからの発言機会も多く予定されていますし、週末のPCEコア・デフレーターなどFRBが最重要視するインフレ指標の発表もありますからね。これらの結果次第で値動きは決まってくるでしょう。

ドル円（日足）

まだしばらく米国の高金利は続きますし、日本のマイナス金利も先ということで、崩れればチャンスかなと。特に今週中に米国でつなぎ予算が成立しないと、10月1日から政府機関閉鎖（シャットダウン）となり、リスクオフ（回避）のドル安・円高になりやすいですからね。

ちなみに2019年の政府機関閉鎖では10円近く円高になったという話もありますが、半分ぐらいは年始のフラッシュクラッシュに伴う値動きなので、実質的には5円ぐらいで、一巡後は半値ぐらい戻してますので、極端に気にする必要はないでしょう。

まぁ目先のスワップポイント（金利調整差益）は年間で9万円（9円分）ぐらいなので、日米の金利差が維持されやすいと考えれば、10円ぐらいの下げは許容できるわけで、やはり目先の水準から2〜3円も下げるならチャンスと捉えて買いたいところではあります。

トレード的には、148.00円前後まで緩んでくれば買いたいところではあります。サポート（下値支持）としては、21日移動平均線（147.245円）が強めで147.30〜147.50円では追加したいところでしょう。147.00円レベルを割り込むのであれば、一旦損切りして撤退か。

基本的に上値をトライする流れは続くでしょうが、確実に限界も近づいていますので、無理して高値で買うよりはじっくり待っていけば良いと思います。

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