【米1月雇用統計レビュー】衝撃的な雇用者数増、金利高でも株高!今後の株価暴落は確定的か?【2月4日】

【米1月雇用統計レビュー】衝撃的な雇用者数増、金利高でも株高!今後の株価暴落は確定的か?【2月4日】
はいかち。今月の雇用統計もビシバシで大勝利!完全先出しのリアルタイムトレードで+14万円でした。アライ塾生は多くからも喜びの声が多数寄せられており、本当に何よりと言ったところです。


エントリーから、ショートするなというアドバイスも完璧でしたね。ポジションを持つ際、損切りや利食いも全てツイッターで完全公開していますので、ぜひアライさん(@pawhara_arai)をフォローしていただければと思います。


それでは、雇用統計の振り返りと今後の展望について解説していきますので、よろしくお願いします。


どこからどう見ても強い雇用統計!平均時給も実は強め?

やべーなこの数字…という感想しかないですね。新年になったことで統計の年次改定・調整の影響もあるとはされているものの、それにしても強い数字と言わざるを得ませんからね。


ツイッター速報はいろいろ怪しかったw 慌てて消し忘れてたり。米1月の雇用統計は、NFP(非農業部門雇用者数):+51.7万人増、失業率:3.4%、平均時給:前月比+0.3%・前年比+4.4%という結果でした。

強い、ひたすらに強いですね。NFPの数字が改定の影響などを受けたとしても、失業率は一段と低下して3.4%と1969年ぶりの水準。労働参加率は相変わらず伸びずで62.4%ですから、求職者の97%近くが職を得ているわけで、雇用市場はタイトもタイト、緩みなど一切ない状況です。

また、平均時給は予想並で鈍化傾向にはあるものの、労働時間が伸びている(2022年3月以来の高水準)にも関わらず、前月比で+0.3%と堅調な数字。本来、労働時間が伸びると時給の伸びは抑える傾向にあるのですが、今回はそうはなりませんでしたからね。予想並とされている平均時給ですら本当は強いという評価で良いと思います。

というわけで、あーだこーだイチャモンをつけるへそ曲がりなインフルエンサー()もいますが、どこからどう見てもバチクソに強い雇用統計です。本当にありがとうございました。

米国株は近いうちに大きな調整を迫られる可能性大!金利高は続く…

じゃあクソ強の雇用統計を受けて、今後はどうなるのっという質問ですが、まずは来週のパウエルFRB議長、実質No.2のウィリアムズ・NY連銀総裁の発言次第ということにはなるでしょう。あんまりヒントもなさそうですが、インフレへの懸念を改めて示すようであれば、ドル高・株安には傾きやすいので要注意です。

まぁ短期的な動き、来週の値動きはパウパウらの発言次第という話になってしまうのでアレではありますが、少なくとも現状のデータから踏まえた今後の展望を考えると、ドル高・株安になるとするのが当然のような気はしますね。

雇用統計だけ強いなら別として、雇用統計の後に発表されたISM非製造業景況指数もクソ強でしたからね。この他、新規失業保険申請件数なども相変わらず歴史的低水準を更新し続けているわけで。

製造業ではコロナ禍によるサプライチェーンの乱れもあって相当ギクシャクしていますが、非製造業・サービスは強く、弱い製造業と強い非製造業をトータルしたとしても、雇用が増加するほどの強さであるということが示されているように思います。

賃金インフレが加速するような状況にはないため、利上げペースを加速させるほどではないでしょうが、引き続き雇用が堅調ならジリジリと利上げが続く可能性は高いです。また、労働市場が悪化する、失業率が上がってこない限りは利下げする理由もないわけで、高金利が継続する可能性も高いでしょう。

もちろん、BOE(英国中央銀行)が示したように、インフレ率が急激に低下して2%を割り込んでいくような流れになれば話は別。そうなれば、確かに利下げはあり得るでしょう。もっとも、そうなればそうなったで相当経済が悪化していることにもなりますから、ハードランディングという話に。

米主要株価指数(日足):TradingView

つまり、今の株式市場の楽観モードはおかしいというか、短期的にはアゲアゲが続く可能性はありますが、いずれ近い時期、数ヶ月以内には修正を迫られるということです。

今は加熱していたインフレがおさまり、各国中央銀行も利上げを終え利下げの時期を見据えている、さらに経済も強くてソフトランディングしそう、という都合の良い解釈でユーフォリア(過度な高揚感)になっているわけですが、そんな都合の良いことばかり起こらないわけで。

確かにインフレがおさまりつつあるのは事実で、利上げのピークが見えてきたのも事実ですが、経済が強いのに利下げをすることはないわけでして。早期に利下げをするとすれば、やはり相当景気が後退したハードランディングシナリオだけでしょう。

だとすれば、米国は5%を超える高金利、さらに今よりかは確実に弱まっていく経済、悪い決算に備えなければならないわけで、それを踏まえると今のような値動きでグングン上がり続けることはないでしょうし、もし上がるなら確実にクラッシュですね。

すでに業績見通しは大きく下方修正され、EPS(1株当たり純利益)が低下し、S&P500のPER(株価収益率)は再び20倍台と割高な水準になっています。平均が17〜18倍ですから、アホみたいに高いわけではないですが、金利が5%という超引き締め環境下での20倍ですからね。今後はQT(量的引き締め)も進んでいくわけですし、流石に今の相場で買っていく必要はないと思います。

というわけで、株は押し目を待ったり待ってれば良いと思います。この鋭角でずんずん突き進んでいくのであれば、完全なバブルでしょう。クラッシュは必然ですから、お金を貯めて待てば良いだけ。まぁ今後数ヶ月内に大きな修正はあると思うので、その時に動けるように準備だけはしておきましょう↓

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為替はドル安シナリオが崩壊?日銀への思惑で円高は押し目?

為替はちょっと悩ましいですね。あくまでも短期を追いかけてるので。で、短期的には日銀もあるので、また下げる場面はあるでしょうが。まぁ米国の利上げピーク感から買われすぎていたドルの修正、ドル安というシナリオが崩れかかっている印象はあります。だって、目先はもうちょっと利上げされそうなんだもん。もうちょっとだけ強い米経済続きそうなんだもんw

ドル円(日足)のチャート

来週は日銀の後任人事案が国会に提示されるということで、人選によっては円高に傾きやすい週ではあるのかなと。もちろん、意外とハト派人選で円売りパターンもありますから、そういう意味ではなんとも言えませんね。

ただ、ドル安シナリオが消えかかっていることを踏まえれば、日銀アタック(国債売り)でもない限りは押し目を狙うのが自然なのかなという気はしてきます。まぁ目先はパウエル議長の発言次第ですし、再来週はCPI(消費者物価指数)もありますからね。その辺も見ながら改めて考えていくしかないのかなと。

またドルが悩ましくなってきたんで、決め打ちは難しいです。ドル安シナリオは一旦捨ててフラットに見て方向感を意識しながらトレードしていくしかないですね。まずはドルの動向を見極めたいです。

何度も繰り返していることですが、FXはチャンスだけトレードすれば良いですからね。無理に毎日トレードする必要はありませんから、じっくりチャンスを待って勝てそうな時だけトレードしましょうということで。今はFXで日銭を稼ぎながら、米国株に投資するチャンスを待ちましょう!

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長々なりましたが、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。皆様の記事拡散リツイートや、興味のあるサービスがあればブログのバナーから口座開設いただけると、ブログ更新・ツイッター実況のモチベーションアップにつながりますので、どうぞよろしくお願いします。
YKMMホールディングス投資顧問アライさん
ゆきママの転生体。割と相場をビシバシ当てることもあり、フォロワー数は14万人突破!リピート系シストレ(自動売買)について解説した書籍はAmazon1位を獲得→https://bit.ly/2DXIoPY

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