バイデン大統領の署名で債務上限問題が解決！煽っていたインフルエンザー、暴落おじさんたち死亡確認！まぁ79回目の債務上限引き上げですが、これまで一度もデフォルト（債務不履行）になんて陥ったことがないわけで、ワーワー騒いでいた情弱な自称情報通たちは一体何だったのかと小一時間ですよ。

しかしながら、やはり勝って兜の緒は締めたい。相場の方向性が変わるほどとは思いませんが、そろそろ一旦弾切れはあり得そうですからね。

→１兆ドルの米国債の津波が流動性吸い上げへ－全ての資産クラスに影響（外部サイト：Bloomeberg）

というのも、要するに債務上限の引き上げにより、米国政府は再び借金（国債発行）ができるようになりました。その規模としては、第3四半期までに1兆ドル（約140兆円）になる可能性があるとのこと。

つまり、今後数ヶ月で市場から1兆ドルのお金が抜けていくことになるわけですから、金利は上昇しますし、株価にとっても悪材料でもあるということですね。

この辺を少し深堀しながら、今週の株価展望、為替のトレード戦略について詳しく解説していきますので、よろしくお願いします。

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株：米国は特定銘柄以外上がっていない？指数で勝負するなら日経平均で！

利上げによる金利上昇が引き締め効果となっていたわけですが、今年の前半はそれでも緩和的だったと言えるでしょう。要するに、米政府が債務上限に伴い、国債発行を一時的に停止していたことで、市中のマネーはジャブジャブだったということです。今後は国債発行によって召し上げられますので、単純に株価にとっては逆風ということになります。

まぁ国債というものは事実上の元本保証（米政府がなくならない限りは）ですし、米国債の利回りは5%近いですからね。大正義の米国株の長期リターンが7%程度であることを踏まえると、やはり株価が上がり続けるにはなかなかのハードルが高いような気はします。

また、債券の供給が増えるということは、さらなる金利上昇（価格は下落）にもつながるわけで、国債価格の低迷で銀行破綻が続いてきたことも踏まえると、最悪で金融不安再びとなりそうな点には注意しておく必要がありそうです。まぁ今週来週とか、短期的にそうなる可能性はほとんどないでしょうが、頭の片隅に入れておきましょう。

米主要株価指数（日足）:TradingView

ダウ平均株価（ローソク足）は高値安定。ナスダック100指数（青線）は鋭角で上昇しています。AIブームもありますが、特定銘柄、ビッグテックが大幅上昇したのが大きいでしょう。
S&P500銘柄のヒートマップを見れば一目瞭然ですが、明暗がくっきり分かれていますからね。やはりビッグテックの上昇が目立ちます。まぁ買うなら指数じゃなくても良いような気がしますね。もうビッグテックしか勝たん！アライさんだったら、マイクロソフト（MSFT）とアップル（AAPL）、アマゾン（AMZN）少しだけエヌビディア（NVDA）を買いますね。

あとは、下げるパターンだと特に中小型株は厳しい値動きなりそうですから、その辺はポジションを落として様子を見ても良いでしょう。下げれば買い直すぐらいで。やはりシースリーエーアイ（AI）は30ドル割れてから、ぼちぼち買うぐらいで良いと思います。

日経平均株価CFD（日足）:TradingView

日経平均は3万円台定着を見ておいて良いと思います。ただ、週明けは上がっても、それ以降はやや厳しい気がします。米国株が強ければ上がりやすいでしょうが、債務上限引き上げは完全に織り込まれ、どこかでブレーキがかかりそうですからね。

一方で、日本株そのものは、まだまだ資金流入があって然るべきで、現状で中国への投資が遠のく中、流入は期待できるでしょう。日足ベースで見ると31,000円前後で下げ渋りそうで、とりあえず31,000〜31,200円レベルでは買いですね。引き続き、30,600円を背に買っていけば良いでしょう。損切りは浅めなら30,500円です。

為替：株高による円売りがなければさらなる上昇は厳しい

ドル円、クロス円の支えは株高による円売りが大きいですから、為替も株価動向を見ながらという展開になりそうです。まぁ株価がかなり急ピッチで上昇してきたことも踏まえると、やはりドル円を高値で入るのはやや厳しい気はします。

一方、ある程度は織り込まれていたものの、債務上限引き上げによる国債発行で金利は上昇しやすい環境となりますから、この金利上昇にもめげずに株価が上昇していくのであれば、1ドル＝142円といった数字が見えてくることになります。

ドル円（日足）のチャート：外為どっとコム

一部ではトレンド転換という声もありましたが、個人的にはまだまだとしてきた通りですね。とはいえ、以前のように強気強気で追いかけていくほどではないでしょう。FOMC（米連邦公開市場委員会）のブラックアウト期間に入り、メンバーの発言は期待できませんから、なんだかんだ決定打には欠けるんですよね。

引き続き138.40〜138.60円レベルを下限として、139円台半ばぐらいから押し目を狙っていくのがスマートでしょうか。140円台で安定すれば少し拾ってみるのは良いですが、金利上昇で株式市場が不安定化するのであれば、早めに降りたほうが無難でしょう。

ポンド円（日足）のチャート：外為どっとコム

ドル円以外で買いたくなるのはポンド円ですね。やはりポテンシャル的に上昇余力があります。174円台の高値で買いたくはないですが、172円台に差し込んできたら軽く買っていきたくなる通貨ペアではあります。

米国が6月の利上げを見送るという流れになったことも、ポンドドル、ポンド円の押し上げ材料ですね。市場では、BOE（英中銀）が利上げ継続との見方になっていますから、その格差が値動きにも表れています。

175円レベルを抜けてくると、180円、最終的には195円といった水準も見えてくるだけに、押し下げられる場面があれば損切り浅めに軽めに打診買いするなどして、大きな値幅を期待していくのはアリでしょう。


本当に強い相場が来るのであれば、140円、141円レベルから買っても全然間に合うので、そこまで焦って買う必要もないのかなといった印象です。今週はやや様子見に軸足を置いて、じっくり値動きを見る、チャンスを待つようなスタンスで良いと思います。

どうせ再来週のCPI（消費者物価指数）やFOMCで相場がひっくり返る可能性があるわけですから、無理せずやっていきましょうということで。それでは、今週も1週間よろしくお願いします。また、応援RTや興味のあるサービスがあればブログのバナーから口座開設よろしくお願いします。皆様の応援が力になります！

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